スノシューの銀座? 取立山雪山トレッキングとおまけ周回コース(3.5km+727m/福井県勝山市)

夏場の取立山は白山展望の水芭蕉の群生地として有名な山です。福井石川の県境付近に位置し、石川方面からのアクセスも良好です。

そしてこの取立山、冬場のスノーシューやかんじきの雪山トレッキングにおいても人気のある山で休みの日であればまずトレースがある初心者でも登りやすい山です。

ここでは基本的なルートと、おまけとして上級者向けの周回ルートを紹介します。

赤枠の電話ボックスが目印

駐車場は国道157号線の東山いこいの森の看板、特徴のある赤枠の電話ボックスが目印です。冬場は除雪されており、十分な台数の車がとめられます

除雪された広い駐車場

休日の駐車場はたくさんの雪山トレッキングファンで賑わいます。

出発。冬期の東山いこいの森への道は雪で埋まっている

入り口は国道を挟んで駐車場の反対側から。夏場の車道があるのでそれに従いまずはキャンプ場へ足を向けます。

つづら折りの車道をショートカット

キャンプ場への送電線をたどりながら、途中、つづら折りになっている車道をショートカットします。

浄法寺山(左)と大日山(右)が見えてくる

キャンプ場が近づくと、早くも左手の展望が開け大日山の姿が見えてきます。左奥には浄法寺山。これからはこれらの山を背に頂上へ向かうことになります。

いこいの森のコテージが並ぶ

やがてコテージが立ち並ぶキャンプ場の中へ入ります。

案内図。真っ白な白山のイメージ図

独特のデザイン案内図があります。上の方の真っ白な白山の絵が印象的です。

池も凍り付いている

キャンプ場の中には池もあります。

トイレを過ぎて右手へ車道をショートカット

案内図の取立山の登山口駐車場へはさらにまわりこんだ車道がのびますが、これもショートカットします。

右手雪庇に注意

途中1回だけ車道に戻ります。雪が多い時期は右手に雪庇がのびています。崩れる危険もありますので踏まないに注意してください。

再び車道をそれる

最後のつづら折りをショートカットします。

あたりは落葉樹になり見晴らしがよくなる

気がつくと景色は落葉樹の見晴らしのよい視界に変わっています。

夏場の駐車場。ようやく無雪期のスタート地点

右手奥には雪で埋まった夏の取立山登山の駐車場がみえます。ようやくスタート地点です。ここからの登りはやや急。慎重に歩を進めます。

急な登りを終えて稜線へ

約200mの急な登りを終えるとあとはなだらかな稜線歩きです。

なだらかな尾根を歩く眺めがよい

左右とも開けたすばらしい展望を楽しみながら頂上へ進みます。

右手には経ヶ岳

右手には経ヶ岳が見えます。

右手雪庇に気遣いながら

頂上手前付近は木々が多く、着氷の景色も楽しめることもあります。右手の雪庇がのびている場合は踏まない様に気をつけてください。

頂上付近のパノラマ

美しい雪紋

360度の展望の頂上からは白山が間近に眺められます。反対方向からの登山者も多く、そちらにトレースものびています。広い台地のようになっている頂上の休日は冬場でもとても賑やかな雰囲気です。

360度の展望

帰りは元のトレースから駐車場へ戻ります。

おまけ 頂上からの周回コース(上級者向け)

おまけで、頂上から北方向へ縦走して胡摩堂谷から国道へまわって帰る周回ルートも紹介します。手取湖の展望も楽しめる眺めの良いルートです。

ただし、最後の胡摩堂谷への尾根は急なので、雪の少ない時期や初心者中級者は絶対に元来た道を戻る様にしてください。自己責任でお願いします。

周回コースは頂上の奥から、上級者向け

周回コースは頂上を北側に回り込みます。多少登り返しはありますが、概ね下り傾向です。

手取湖と白山の絶景の稜線を歩く

稜線は奥は手取湖、左は勝山の盆地、右手には白山とまさに絶景です。

国道へ戻る下降ポイント。手前の尾根と間違えない様に

胡摩堂谷への尾根は左手数えて2番目になります。最初の尾根は行き止まりになってしまいますので注意してください。

白山も見納め

これで白山も見納めです。北側の山には反射板も見えます。ここから長い尾根下りです。

国道へはこのポイントのみ

稜線をたどりやがて杉林に入ると国道が見えてきます。最後は特に急なので尾根をまきながら慎重に道路への下降点を探します。戻りは車道を歩き、駐車場へ帰ります。

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