君が代のさざれ石と日本一の栩葺五重塔 妙成寺(石川県羽咋市)

二王門より五重塔、仁王は阿形/吽形

金栄山妙成寺は石川県では比較的数少ない日蓮宗のお寺です。鎌倉時代、日蓮の孫弟子にあたる日像が石動山にで布教を行ったことがこのお寺のルーツです。重要文化財として指定されている建物が10もあることからわかる様にその建築は素晴らしく、特にその中でも巨大な五重塔は遠くからでも確認でき、その存在感には圧倒されます。

遠方からでも見える五重塔

アクセスは国道249号線を金沢方向から走り、気多大社を過ぎたあたりから看板がありますのでそれに従い右折します。案内板が幾つかありますが、ここまで来ると五重塔が見え始めるので迷うことはありません。駐車場は入り口の近くに無料であります。混んでいる時は第2駐車場に停めましょう。

受付から仁王門と五重塔

階段の横に受付があります。拝観料は500円です。御朱印を貰いたい場合はここに御朱印帳を預けておけば帰りには受け取れます。御朱印は300円です。

仁王門前広場

門の前の広場にはこけのついた藁屋根が特徴の浄行堂が目を惹きます。右手には客殿。そして左手にあるのが、国歌で有名な「さざれ石」です。

さざれ石

雨水に溶けが石灰質が堆積して千世に八千世に巌となるさざれ石。妙成寺の中でも非常にパワーの強い場所なので注意してください。

さざれ石について

しばし石の力を感じた後は仁王門に向かいましょう。

妙成寺仁王門

別名「山門」。江戸時代初期に建てられたこの門の中には仁王が2体、阿形、吽形が安置されています。中央には真っ赤な提灯が目を惹きます。正面には五重塔の全貌。右手には同じ時期に建てられた鐘楼がみえます。どれも屋根の造りが特徴的で前田家御用大工の技術に感心します。仁王像に挟まれ緊張した雰囲気を感じながらまっすぐ五重塔に向かいます。

妙上寺五重塔

総高約34m。同じく江戸時代初期の建築。日本唯一の栩葺(とちぶき)屋根の五重塔です。栩葺は木板を重ねて形成した屋根でその美しい模様が特徴です。また屋根にたつ相輪の長さと造形はとても見事です。

木々の中に立つ番神堂と三十番神堂拝殿

五重塔から本堂へは番神堂、三十番神堂拝殿、釈迦堂、丈六堂を眺めながら歩いていきます。根がせりでた林の中に立つこれらの建築には自然との調和感があります。

妙成寺本堂

江戸初期に前田利常の帰依により御用大工により建立された本堂。横には三光堂、祖師堂が並びます。昭和51年にこけら葺に改修されており美しいなめらかな屋根と唐様式の造りが特徴的です。特に右手の祖師堂の軒の組物の複雑な形状はまるでパズルの様です。

客殿方向へ

帰りは祖師堂から客殿の方向へ向かう廊下を通ります。整然と並んだ構造に湾曲した形状の梁が対照的です。左手には先ほどの門前の広場が目に入ってきます。

妙成寺名物

駐車場の横には土産物や喫茶店もあります。特に近くの同じく日蓮系寺院に湧く瀬戸の霊水で作ったあまざけ400円はおすすめです。お茶請けの梅干もよくあいますので帰りにゆっくり休憩していくのもよいでしょう。

境内マップ

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