とり野菜ファンの聖地 レストランまつや本店(石川県かほく市高松)

とり野菜といえば石川県を代表する郷土料理です。正確には「とり野菜」と「とり白菜」に区別され、前者はみそスープ、後者は醤油ダレにつけて食べます。石川県民であれば一度は、とり野菜派ととり白菜派かで語りあった経験があるものです。

鍋というと高価な印象ですが、とり野菜系はとても安価で普段から地元の方々に親しまれています。ちなみに、とり野菜の「とり」は鳥ではなく「摂り」であり、野菜を摂るという意味だそうです。

とり野菜と言えば「まつやみそ」が有名で、地元のスーパーであれば必ず置いてある定番商品です。そしてそのルーツである「レストランまつや」の本店は、とり野菜の聖地ともいえる石川県かほく市にあり、連日とり野菜ファンが聖地を巡礼しにやって来ます。

看板にはあのまつやねーさん

場所は金沢市から七尾方面に伸びる国道159号線沿いにあります。大きな建物と、あの、まつやねーさんのキャラクターの看板が目印です。

古民家風の大きな店内

店内は広く古民家風のおしゃれな造りです。店員さんもたくさん走り回っており、レストランまつやの人気ぶりが感じられます。

カウンターもあり

同じく広いお座敷がメインですが、テーブルやカウンターもあり、大家族連れからお一人様まで幅広いニーズに対応しています。カウンターはなぜかそこだけ喫茶店風になっています。

メニューの鍋のページ(鮮明写真求む)

メニューのメインはもちろん、とり野菜鍋。ノーマルを始め、ピリ辛・ピリ辛キムチ・トマト・豆乳・とんこつと、様々なバリエーションが楽しめます。量的には1人1人前たのんでおけば十分だと思います。

どっさり山盛り白菜

オーダーすると、すぐに山盛り白菜の鉄鍋が運ばれて来ます。一般的な鍋の様にフタはありません。これが石川県のとり野菜スタイルです。白菜に埋め尽くされ肉や味噌スープが入っていない様に見えます。

白菜がしんなりしてきたら食べごろ

火をつけてしばらくすると白菜の水分が染み出て、いよいよ鍋らしくなってきます。まつやの場合はつけダレなどはなく、そのまま取り皿にとって食べます。ご飯やお酒にもとてもあいますので一緒にオーダーしておくとよいでしょう。

定番のうどん玉は太細選択可能

シメの定番はうどん玉です。煮込むので2人に対して1玉くらいでちょうど良いと思います。うどんの太さも選べるのがユニークです。

オススメとり皮煮 濃いめの味付けがいい

「とり野菜みそ」歴史は古く、ルーツは、江戸時代にまでさかのぼります。

入り口にはお土産コーナー

まつや初代当主の松屋和平は、北前船の廻船問屋を営んでおりました。北前船の航海は長く過酷なものなので、体を壊してしまう船乗りが多かったようです。

F・レストランのエフとは?

── 厳しい航海を無事に乗り切るためには、船上で栄養価の高い食事を摂らせることが必要不可欠 ──

そこで、当主自ら考案し、調合したのが、現在の「とり野菜みそ」の基となった味噌でした。その味噌を使い、魚や野菜を入れて鍋で煮込んだところ、不足しがちな野菜もたっぷり摂れ、栄養のバランスも良いとり野菜みそは、船乗りたちに大変喜ばれたそうです

隣にはみそ工場が

昭和34年に「まつや」を創業した際、当家に伝わるこの鍋料理を、野菜や栄養をたっぷり摂るという意味から、「とり野菜みそ」と名づけてメニューに加えたところ、味噌だしがおいしいと大好評でした。そのうち、家庭でもこの味を楽しみたいとの声に応え、「とり野菜みそ」をスーパーなどでも購入できるようにしました。さらに、口コミでうわさが広まり、今では多くの石川県民の方々に知られるようになりました。(まつや公式HPより)

豊富なお土産

項目 三段階
混雑度 ☆☆☆
スープのバリエーション ☆☆☆
お土産の種類 ☆☆☆
聖地感 ☆☆☆
価格満足度 ☆☆☆

参考リンク

定休日月曜日(祭日の場合は火曜日)
営業時間平日:11時~15時■土日祝:11時~21時なお、平日の夜、20名以上(人数は相談に応じます)のご予約は承ります。前日までにご予約いただきますようお願いいたします。
駐車場有り(無料)40台収容
席数120席(団体でもOK!座敷席、いす席、カウンター席)
住所石川県かほく市木津ハ14-2
TEL076-285-0095

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