富山の秘湯 庄川湯谷温泉の入り方。混浴?脱衣場は?駐車場は?

富山県にある温泉愛好家に有名な秘湯、庄川湯谷温泉について利用方法を解説します。

秘湯湯谷温泉の場所と駐車場

住所〒932-0303富山県砺波市湯谷235

国道156号から471号へ入りすぐ。湯谷亭の看板が目印

富山県で「秘湯」といえば以前紹介した氷見市の こうじろ温泉がよく挙げられますが、それと双極を成すのがこの「庄川湯谷温泉」です。

正確には「庄川湯谷温泉旅館」でかつては旅館として営業していましたが、現在では宿泊はしておらず、日帰り専門の温泉になっています。

場所は庄川の小牧ダムのすぐそば、国道156号線を岐阜方向に走って左に国道471号線への分岐がありますのでそこを左折します。

すぐに湯谷亭の看板がありますのでそれが目印です。

駐車場は赤丸の位置でそこから5分くらい歩いていきます。

湯谷温泉バス停の奥に湯谷温泉旅館への階段が

駐車場の横にあるバス停。私設と書いてあります。その後ろに階段があるのでそこを徒歩で降りる形となります。

風情のある神社のような道。中央だけ階段?

風情のある神社の参道のような石の道です。建物は手前にもありますがその前をそのまま通過して下までおります。

そういえばこの道、真ん中に階段がついておりちょっと変わった作りだなと思ってると。

ブブンと地元車両が降りていく

ブブン

地元の方の軽トラがこの極細の道を爆走して行きました。どうやら車で通れないことも無いみたいです。

車種はかなり選びそうですが。

農家のお屋敷?

右手に農家の屋敷のような巨大な古い建造物が目に入ります。どこにも看板は見えません。民家?

よく見ると。

よく見ると・・

入り口にお賽銭箱のようなものが置いてあります。手前にはスリッパが。

どうやらここが噂の「庄川湯谷温泉旅館」で間違いなさそうです。

秘湯庄川湯谷温泉の料金の払い方

これが庄川湯谷温泉温泉

ここで靴を脱ぎ中に入ります。受付は無人

シーンとした静けさが独特の雰囲気を醸し出しています。

ここに500円入れていく

入浴料は500円です。

ひがえりこ

お釣りはもちろん無いのでちょうど用意しておきましょう。

小学生は無料です。いい経験になりそうですね。

1000円置いて500円とるという技もできなくもなさそうですがモラルにお任せします。

秘湯庄川湯谷温泉の内部

お邪魔します

中は本当に昔の温泉旅館。古いですが綺麗に清掃され清潔感があります。

トイレあり、実はドライヤーもここに

左に曲がると丁字路があり右にトイレもあります。

ひがえりこ

実はここにドライヤーがありますので女性の方は覚えておきましょう。

長い回廊を奥へ

さて、長い回廊を進みます。左手には先ほどの玄関が、右手には過去に使われていたのであろう設備が見えます。

庄川を眺められるベランダがありましたが現在は入れないようです。

元炊事場?時が止まっている

これは炊事場でしょうか。当時のまま時間が止まっています。

客室の前を折れると

やがて客室が並ぶ廊下に入ります。突き当たりを曲がると・・・。

暗い・・・タイムスリップしそう

真っ暗な廊下。

すでに温泉に入りに来たことを忘れるくらいの体験です。

奥の光を信じて進みましょう、やがて目の前い庄川の美しい景色が広がります。

小牧ダムの巨大な堤体が見える。階段を下降

窓の奥には関西電力の小牧ダムの巨大な堤体が見えます。国の登録有形文化財にもなっているダムで12門のゲートが見応えがあります。

ひがえりこ

すごいところに建っていますね。

ブルーシート。青の洞窟

ここから階段を下降するのですが、雨漏りの為かブルーシートで覆われておりそこはまるで青の洞窟

石川県のそれのようなファンタジックさとはほど遠いですが、先ほどの真っ暗な回廊といいいある意味すでに500円分は楽しめているくらいのアトラクティブさです。

なんでも法規の都合で正式な修繕はできないのだとか。朽ちていくだけで治せない、なんとも希少価値のあるまさに秘湯な温泉です。

庄川湯谷温泉は混浴?男女別?

ついた!もうヤバさが全開

コンクリートの壁に突き当たればそこが浴室です。

消えかけの男の文字がヤバさ全開です。

ひがえりこ

左右にはしっかりしたアコーディオンカーテンがありますので男女混合でも安心です。開けるときは一声かけましょう。

ということでちゃんと湯谷温泉は混浴ではなく男女別でした。

庄川湯谷温泉の脱衣場

脱衣所と衣類入れあり。アコーディオンカーテンなので男女グループでも安心

こちら脱衣場。鍵はありませんがちゃんとロッカーもあります。

ひがえりこ

壁の緑さ加減が秘湯マニアの魂をくすぐります。

水没?庄川湯谷温泉の湯船

階段が・・水没して温泉に

ドアを開けると階段。そしてその先には・・・ありました。無色透明の中央から湧き出る温泉。これが秘湯、庄川湯谷温泉です。

確かに階段まで溢れて水没しています。なんと掛け湯をする場所すらありません。

ひがえりこ

秘湯感高めです。

木枠で水量調整されている

木枠が階段周囲に回してあり、そこで水量を調整する仕組みです。

男女の隔壁は穴が空いておりそこから温泉の噴出口が。

この噴出口、世にも珍しいシーソー型で傾けた方(男女)にお湯が勢いよく噴出されます。そして逆にも勢いよく噴水のように飛び出ます。

穴が結構大きいのがまたロマンを感じます。

ひがえりこ

こうじろ温泉のスダレといい勝負です。

このくぼみの洞窟感がタマらない。吹き出し口はシーソー

お湯はほんのりと硫黄臭があるナトリウムカルシウム塩化物泉、もちろん源泉掛け流し。相当の噴出量です。

洗い場は特別なく、桶などもありませんので浸かるだけの形になります。

コンクリートの奥はくぼんでおりちょっとした洞窟感が味わえます。

ひがえりこ

湯温は熱すぎず炭酸で肌にはつぶつぶの泡がつくので湯上りはとてもポカポカしますよ。

庄川湯谷温泉のまとめ

ということで今回は富山の2大秘湯の一つ、庄川湯谷温泉の紹介でした。

小牧ダムの下、川底ギリギリにありそこへ行くまでもなかなかエキサイティングな秘湯感溢れる温泉です。

先にも書きましたが、老朽化が進んでおり改修もできない場所なのでいずれ無くなる運命の貴重な場所です。

この素晴らしい秘湯が出来るだけ長く保存されることを祈ります。

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