ビタミン、ミネラルたっぷり ホウレンソウ
- 生育適温15~20℃で、やや冷涼な気候を好み高温に弱い
- 春と秋の栽土剖こ適する
- 土壌適応性は広いが、有機質に富み、通気性、保水性ともにある土を好む
- 酸性に特に弱く、アルカリ(pH7.5)~微酸性(pH6.5以上)を好む
- アクティブ、サンライト、アトラスが作りやすい
種まき準備(3/20~30、8/10~15)
植え付け20日前にエコ堆肥2 kg、苦土石灰150g/平方メートルを施し耕しておきます。基肥として10日前に1平方メートル当たり固形30号80g、燐硝安加里604号40g、溶燐 20g(または〔15* 15・15〕の化成肥料50g、〔8・8・8〕の同80g、骨粉10g)を施し耕しておきます。種まきの前日に高さ12㎝、幅90 ㎝ほどの畝を作り、たっぷりかん水し湿らせておきます。マルチを使うと保湿効果を高くすることができます。
種まき(4/1-10、8/25-9/10)
春は地温が14度を超えないと発芽しません。秋口の温度の高いときは発芽しにくいので、対策として種を1昼夜水に浸した後、涼しい所で3割程芽切りさせる「芽だし」を行ってからまきます。まき方はばらまきか条問15cmほどのすじまき、覆土の厚さは1.5cmほどでやや厚くします。まいた後たっぷりかん水し、発芽まで乾燥させないよう適宜かん水します。立ち枯れ病防除の方法としてオーソサイド水和剤を種にまぶして(粉衣種子消毒)からまく方法があります。
間引き、追肥(4/10-30、9/1~30)
1 回目は本葉2~3枚時、株間2~3cmにします。秋はこのとき燐硝安加里604号20g/平方メートルなどの化成肥料を条問や株間に施します。生育後半に肥料が切れたら液肥200倍を使います。追肥時に薄く耕し、中耕のうえ土寄せします。春は生育期間が短いので追肥は必要ありません。
収穫(5/1~25、10/1~11/10)
草丈が15㎝ほどから収穫します。株を地際から切り取り、古葉、傷葉などを取り除き、本葉4~5枚としてからげます。播種から収穫までの日数は高温時で20~30日、低温時で50~60日が目安です。
プランターの場合
用土準備(8/15〜)
用土中に石灰を多く入れます
種まき (8/25~9/15)
コーティング種子(種子消毒と芽出しの処理ができている種子)をまきます
覆土して木の棒などで鎮圧します。
プランターにタオルをかぶせてかん水。こうすると適湿が保たれ発芽しやすくなります。
間引き(9/5~10/20)
発芽後、間引き1回目は本葉2~3枚時、株間2~3cmにします。秋はこのとき燐硝安加里604号20g/平方メートルを株間に施します。