肥大してきたら日光にあてないのがコツ カリフラワー
ポイント
- 夏まき秋どりが作りやすい
- 「スノークラウン」が作りやすい
- 生育適温20℃前後で、冷涼な気候を好む
- 土壌適応性が広く、耕土の深い保水力のある膨軟な土を好む
- 弱酸性(pH6.0~6.5)を好み、酸性(pH5.5以下)で根こぶ病が発生しやすくなる
育苗用種まき(6/20~30)
種まき20日ほど前、園芸用土か、山赤土とエコ堆肥の等量混合用土に苦土石灰15g/10リットルを混入し調合の上、しめらせておきます。7日ほど前には6号ビニルポットに土をつめ、しめらせておきます。白黒マルチを使うと保湿の効果が著しいです。種まき(7/5~10)は1鉢に2~3粒まき、覆土の厚さを0.5cmほどにし、たっぷりかん水します。
育苗(7/15~8/20)
播種後4~5日で発芽します。発芽時には徒長防止のため芽が土に顔を出しかかったら早めに冷水をかん水します。発芽後は本葉1枚まで毎日朝涼しいうちにたっぷりかん水します。後半はかん水を控えめにして苗の硬化をはかります。間引きは、本葉1枚までに込み合った所を1~2cmの株間に。第2回間引きは本葉2枚時に1本にします。植え付け時までに本葉3~4枚に仕上げます。
植え付け準備(8/5~15)
植え付け20日ほど前、苦土石灰 120g/平方メートルを施し耕しておきます。7日ほど前に基肥としてブロッコリーと同じ量を施し耕します。前日には高さ15cm、幅70cmほどの畝をつくります。この後、根こぶ病対策としてネピジン粉剤20~30g/平方メートルを施し混和します。白黒マルチの白を表にして使うと生育が非常によろしいです。
植え付け(8/20~30)
本葉5~6枚時、株間40cmほどにします。植え付け後オルトラン粒剤2g/株を与えるとヨトウムシ、ネキリムシなどの防除に効果があります。高温乾燥期なので活着まではかん水し初期生育の確保につとめます。
追肥、土寄せ(9/10~10/20)
植え付け後7~10日目、活着しだい化成肥料(燐硝安加里604号30g/平方メートル)を条間に施します。マルチの場合は液肥200倍を株もとに与えます。第2回は10月1日頃に同40g/平方メートルを畝肩に与えます。マルチの場合はマルチの下に与えます。追肥時には薄く耕し、中耕のうえ土寄せします。
軟白(11/1~12/20)
花蕾がこぶし大の頃より、光線が直接花蕾に当たると黄化し品質が低下します。対策として、外葉3分のーの葉先をわらかひもで縛るか、内側の葉を折って花らいにかけて光をさえぎります。このことによって花らいが軟白化し品質がよくなります。
収穫(11/1~12/20)
花らいの直径が12cmを超えた頃つぼみがまだ固いうちに外葉を5枚ほど付け10cmほどの長さで切り取ります。遅れるとつぼみが開いて質が悪くなったり、腐敗しますので、早めに収穫します。