庭菜園の代表格 コマツ菜の家庭菜園

ポイント

種まき準備(3/25~4/5、9/1~10)

連作障害があるためアブラナ科の野菜バハクサイ、ダイコン、キャベツ、カブ、チンゲンサイ等)の後は3年以上避けます。植え付け20日ほど前にエコ堆肥2㎏/平方メートル、苦土石灰80g/平方メートルを施し耕しておきます。基肥として10日ほど前に1平方メートル当たり固形30号80g、燐硝安加里604号 40g(または〔N・P・K=15・15・15〕の化成肥料80g、油粕40g)を施し耕しておきます。

種まき前日に高さ12cm幅90cmほどの畝を作ります。

種まき(4/10~20、9/10~15)

春は地温が14度を超えないと発芽しないので、急がないようにします。早くまきたいときはポリエチレンでマルチをしておくとよいでしょう。まずは木の棒でまき床を均等にならします。

棒を使いまき筋を付けます。

ばらまきか条問15cmほどの条まきの方法で直播きします。

覆土の厚さは0.5cmほどでまいた後、軽く上から押さえます(鎮圧)。このあとたっぷりとかん水してマルチをかけておくと、保湿・保温の効果があり発芽が揃います。

間引き、追肥(4/20~5/20、9/15~10/20)

1回目は本葉2~3枚時、株間2~3cmにします。秋はこのとき化成肥料(燐硝安加里604号20g/平方メートル)を条間や株間に施します。

ある程度大きくなったら、間引きしたものをそのつど食べるとよいでしょう。生育後半に肥料が切れたら液肥200倍を使います。追肥時に薄く耕し、中耕のうえ、土寄せします。春は生育期間が短いので追肥は必要ありません。

コマツナは春から連続して栽培できます。夏は寒冷紗をかけると、光をやわらげ、育てやすくなります。

収穫(5/30~6/20、10/20~11/5)

草丈が25cmほどで収穫します。株を地際から切り取り、古葉、傷葉などを取り除き、本葉4~5枚にしてからげます。収穫までの日数は高温時で20~30日、低温時で50~60日を目安とします。

病害虫対策と注意点

害虫ではアブラムシ、アオムシ、キスジノミハムシ、コナガなどが発生しますが、高温時で生育期間の短い場合は、使用できる農薬が限られます。使用方法に注意して使ってください。なお、農薬の散布は発生初期、幼虫が小さいときに行います。品種を選んで1年中収穫を続けることも可能です。 コマツナ…早生系で寒さに弱い。夏秋どりに適しています。 新潟小松菜…耐寒性、耐雪性ともに強く、冬の間は雪の下から掘り起こして随時収穫することができます。 黒葉系丸葉コマツナ…やや晩生で耐寒性が強く、年間をとおしての栽培が可能です。 秋まきより春まきのほうが、病害虫が発生しやすいといえます。5~7月、9~11月にかけて多湿だと白サビ病が発生しやすくなります。被害にあった株を土中に埋めるか焼却します。タンソ病は5~7月、9~10月に多く見られます。被害葉は焼却します。

コマツ菜(プランター)

容器えらび・用土づくり(3/25~4/5、9/1~10)

種まき20日前にエコ堆肥を多め(30%以上)にし、苦土石灰10g/10リットルを入れ用土を調合してポリエチレンなどで用土をおおいます。7日ほど前、燐硝安加里604号(または〔15・15・15〕の化成肥料)10g/10リットルを施し調合し湿らせておきます。前日にプランターに用土を入れます。底のほうに排水をよくするため、粗めの用土を入れ上部に2㎝程のウォータースペースを確保し、液肥400倍でかん水しポリエチレンなどでマルチをしておきます。

種まき(4/10-20、9/10~15)

春は地温が14度を超えないと発芽しませんので、まき急がないようにします。早くまきたいときはポリエチレンでマルチをしておきます。直播きで方法はばらまきか条間9cmほどの条まきです。覆土の厚さは0.5cmほどでまいた後、軽く鎮圧したっぷりかん水します。

間引き・追肥(4/20~5/20、9/15-10/20)

1回目は本葉2~3枚時、株間2~3cmにします。秋はこのとき化成肥料(燐硝安加里604号1~2g)を条間や株間に施します。

間引きの要領は葉同士が重ならないようにすることです。生育後半に肥料が切れたら液肥200倍液を使います。追肥時に薄く耕し、中耕のうえ、土寄せします。春は生育期間が短いので追肥は必要ありません。

収穫(5/30-6/20、10/20~11/5)

草丈25㎝ほどで収穫します。株を地際から切り取り、古葉、傷葉などを取り除き、本葉4~5枚のものを食べます。収穫までの日数は高温時で20~30日、低温時で50~60日を目安とします。

コマツナは日向でも日陰でも育てられ、マンションのベランダなどで楽しむのに適した作物です。土が乾くと枯れやすくなりますので、朝夕の水やりを忘れないようにします。シロナ、タカナ、チンゲンサイ、タアサイなどの育て方はコマツナとほぼ同じです。

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