隠元禅師が中国から伝えた インゲンの家庭菜園

インゲン(畑)

種まき準備(5/10~20)

移植を嫌う性質があるため、畑に直接まくことをおすすめします。連作を嫌うため豆類を作った後は3年ほど避けます。種まきの20日ほど前、苦土石灰を散布します。酸性に弱いので他の野菜より多め(160g/平方メートル)にします。また堆肥の効果が大きいのでエコ堆肥2kg/平方メートルを施し耕します。前作が野菜のときは窒素を控えめにし、燐酸、加里を多くします。7日ほど前1平方メートル当たり固形30号80g、溶燐40g(または〔10・15・15〕の化成肥料60g、骨粉35g)を散布して耕しておきます。後で土寄せが必要になるので、植え付けの前日に高さ12㎝程度、幅100~120cmの畝を作ります。以上を同時に行うとあとあと結果がよくありません。

種まき(5/25~6/5)

種子から伝染する病気を予防するためオーソサイド水和剤を前日、種にまぶしておきます。株間25~30cmほどにして、1穴2粒をまきます。覆土の厚さは1cmほどにして軽く鎮圧してからかん水します。発芽の時、鳥に狙われますので防鳥網を張ります。

育苗用の種まき(5/25~6/5)

育苗し苗を植え付ける場合は、根くずれを防ぐため9号ビニルポットに種を2粒まき、覆土、かん水しビニルトンネルで被覆します。育苗期間は12~15日で本葉2枚ほどで植え付けます。品種は「すじなし江戸川」が作りやすいといえます。

植え付け

地温が14度を超えないと発根しないので、地温を確認し植え急ぎません。株間は25~30cm程度で、根鉢をくずさないよう注意します。

追肥土寄せ(6/5~25)

土寄せは開花の20日前。追肥は開花期に化成肥料(燐硝安加里604号20g/平方メートル)を与えます。かん水(7/20~31)はさやがついたら子実の太りをよくするため、土が乾いたら行います。

収穫(7/5~8/10)

さやの中の子実が十分太った頃、朝涼しいうちに収穫します。とり遅れないようにします。

インゲン(プランター)

用土準備(5/5~)

酸性に弱いので植え付け20日ほど前に苦土石灰120g/10リットルを用土に入れエコ堆肥等と調合し湿らせておきます。燐酸、加里を多く必要とするので、7日ほど前に用土10リットル当たりサンフルーツ化成989号10g、溶燐4g、硫酸加里2g(または〔10・15・15〕の化成肥料10g)を用土に入れ調合してなじませておきます。プランターに入れる時はまず粗めの土を底に敷きます。

その上に前記の土を入れます。8分目までとし、上縁から3cmほどのウオータースペースを確保します。

種まき(5/20~30)

地温が14度を超えないと発芽しませんのでまき急がないようにします。大きめのプランターに3株がよいと思います。株間は15cmほどで1カ所2粒まきます。覆土の厚さを1㎝ほどにし軽く鎮圧します。たっぷりかん水したあと、新聞紙で覆い透明マルチをかけておくと発芽が揃います。発芽後、鳥の食害を避けるため、ネットをかけるか、屋内に取り込むなどします。品種は「エバーグリーン」が作りやすいと思います。

苗を購入して植え付ける(5/20~25)場合も15cmほどの間隔で植えつけます。

追肥、かん水(6/5~25)

土寄せは開花の20日前、追肥は開花期におこないます。化成肥料(燐硝安加里604号1~2g)を株のまわりに施します。サヤがついたら、子実の太りをよくするためにかん水します。かん水は土が乾いたら行います。

収穫(7/5~20)

サヤの中の子実が十分太った頃に収穫します。プランターではつるなし種を作ります。

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