加賀三山の入門山 鞍掛山ロケットルート(3.6km+344m/石川県小松市)

深田久弥も愛したといわれている鞍掛山。大日山・富士写ヶ岳と共に江沼三山とよばれています。

遠くから見ると馬の鞍に見えるので鞍掛山

鞍掛山の名前の由来はその形。馬の鞍の形のその山はとても目立ち、小松市西部・加賀市内の大抵の場所から見ることが出来ます。

小松市内粟津温泉から南下すると案内板がたくさんある

アクセスは国道8号からだと粟津温泉をぬけて那谷寺に向かうのがわかりやすいです。那谷寺の正面を左にまがれば案内板があるのでそれに従って進めばたどり着けます。

広い駐車場。右手には水場あり

駐車場の手前には男女別のトイレもありますので、必要なら利用しましょう。

ここには水場もあり、下山後は甘くて冷たい水が楽しめます。少し先に渓流が溜まった場所もあるのでお子様と川遊びもいいと思います。

鞍掛山案内図(クリックで拡大)

鞍掛山の案内図。鞍の形なのでピークは2つ。今回はお手軽に楽しめるように西側の緩やかな登山道から手前の鞍掛山のピークに向かい、下りは比較的距離の短い中ノ谷からショートカットして戻るコースを紹介します。

西の谷登山道は右手に曲がってスタート

西の谷コースは最初の角を右手に曲がればOKです。橋が見えてきたら正解です。

階段が埋め込んであり登りやすい

遠足でも使われる定番の山ですので整備はとても行き届いています。土の斜面は木の階段が埋め込んであり雨の日でも登りやすくされています。

岩が多いが削って階段にしてくれている

鞍掛山は岩場の多い山でもあります。しばらく進むと岩肌がむき出しの部分を登ることになりますが、階段が削り込んであるので登攀の必要はありません。

振り返ると加賀平野が見えてきた

しばらく進むと、背後の木々の間から加賀平野が見えてきます。小松ドームから柴山潟を眺めることが出来ます。

船見平。その名の通り海に浮かぶ船が見えそう

船見平休憩所です。ベンチが用意されています。加賀平野の方向が切り開かれており、その名の通り海に浮かぶ船まで見えそうです。

岩場が多くなるロープが左右に完備されている

頂上に近づくに従い本格的に岩場が多くなります。ロープをうまく使って登りましょう。

200看板を過ぎたらもう少し

この登山道は100メーターおきに案内板がありますのであとどれくらいで着くかがわかりやすいです。

避難小屋の案内板。NoMountainNoLife

避難小屋分岐。鞍掛山頂上は左です。もし時間があれば避難小屋経由でもう一つのピーク後山と獅子岩を見てくるといいでしょう。

視界が開ける。頂上だ

頭上の木々が開けます。頂上です。

加賀平野を一望。背後には白山と大日・富士写ヶ岳

頂上も整備されており、絶景を楽しめます。加賀平野どこからでも見える山ですので、逆に加賀平野を一望できるわけです。

立派な方位板が新設されている

中央には立派な方位板が新設されています。白山・大日山・富士写ヶ岳を眺めることが出来ます。

帰りは中ノ谷からショートカットで帰る

さて、今回は頂上からショートカットで一番短い帰り道である中ノ谷を通る道を紹介します。雨の日は危険なのでやめた方がいいです。行者岩登山道からぐるっと帰ることをおススメします

同じく、時間に余裕がある場合も行者岩の方からのんびり帰るのもよいのでお好みで。

かなりの急こう配。ロープを握って

この中ノ谷、かなりの急こう配なので気を付けてください。きつい岩場を一気に下降します。ロープはしっかり握って3点支持で慎重に折りましょう。

途中にある白山展望ベンチ。みえたらラッキー

途中にある白山展望ベンチです。ちょうど白山が真正面にみえます。雲がないとラッキーですね。

岩場を抜けたら階段になる

岩場を抜けたら土肌になり階段道となります。ここまでくれば安全です。

杉林に入ったらあと一息

気が付くと周りは杉林。あと一息です。

左に渓流が並走する

この経路は渓流が並走します。下の方にちょっとした自然のプールが形成されているのでお子様と遊ぶのもよいでしょう。

行者岩登山道との合流地点。左で駐車場方面

この合流地点を左です。行者岩を選んで降りてきた場合もここで合流します。

直進で駐車場

気持ちのいい渓流を眺めながら進みます。最初の駐車場はもうすぐです。

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