いくら取ってもまた生えるクローゼットや棚の中の壁紙のカビ→300円で根本的に解決する方法

暖房を使う冬場や梅雨時、ふと外側に面したクローゼットや棚を見ると中はカビカビ・・・なんてことがあります。

カビ自体は市販のカビ取り(カビハイターなど)で消せるのですが、しばらくするとまたカビがはえてきたりします。これは一時的にカビを消せてもカビが生える根本原因が残っているから。

カビ取りでいくらカビをとっても根本原因が残っているのでまたカビが出てしまいます。

ここではそんな困ったカビ問題をなんと300円で解決する方法を紹介します。

根本的な原因

壁に生えるカビの根本的な原因は外壁との断熱の甘さです。

木造家屋の場合、部屋の内側と外側の間には断熱材が挟まれているのですが、しっかり施工されていなかったり経年で断熱材の性能が落ちてきたりすると内側の壁の温度が下がってしまい、そこで結露がおきます。棚の外側であればしばらくすると乾いてしまうのですが棚やクローゼットの中だと水滴が残っていまい、そこがカビの温床になってしまうというわけです。

ホームセンターの発泡スチロール

ホームセンターに行けば14ミリ前後の発泡スチロールの板が300円程度売られています。これを壁の内側にはめ込むのです。そうすることで外側の冷たさが内側に伝達することが防がれ、壁の結露を抑えられるのです。

内側を採寸

棚やクローゼットの内側をメジャーで採寸して必要な発泡スチロールのサイズを計算します。

発泡スチロールの厚みは基本的に厚い方がいいのですが、加工のしやすさから14ミリ程度がおすすめですが、ない場合は似たサイズのもので大丈夫です。

壁紙がない場合はアルコールで

まず、カビを掃除します。使うのはアルコールスプレー。

簡単にカビ除去

棚の内側に壁紙がない場合はこれで簡単に綺麗になります。しかし内側が壁紙の場合はそうもいきません。カビの根が食い込んでアルコールだけではとれないのです。

壁紙のとれないカビのとり方

壁紙の落ちないカビには片栗粉ハイター

市販の泡タイプのカビ除去剤でもあるい程度は取れるのですが、壁紙のカビ除去へのオススメは自作の片栗粉ハイター。

作り方は以下の通りです。

  1. 鍋にお湯を沸かします
  2. 片栗粉を水でといで流し込みすぐにかき混ぜます。量は500ミリリットルに大さじ1杯程度。
  3. 沸騰したらゲル状になるので火を止めます。
  4. 台所用漂白剤(台所ハイターなど)を混ぜれば出来上がりです。

漂白剤が入ってるのでゴム手袋をつけて作業します。

ハケやゴム手袋で塗りつけて数分

出来た片栗粉ハイターを壁紙のカビにハケやゴム手袋で塗りつけます。糊のようになっているので、泡タイプと違って流れ落ちません。

この状態で10分程度待ちます・・・10分後、濡らして絞った雑巾で除去。

綺麗に除去できます

綺麗になりました。ハイターの成分がカビの表面にずっと接触するので効率よく除去できるというわけです。

さて、綺麗になったら断熱ボードを作りましょう。

発泡スチロール壁断熱材作成

測ったサイズに合わせてものさしで印をつける

定規で印をつけます。L字定規があれば便利ですがなければ直線の定規でOKです。

カッターで簡単に切れる(粉は掃除機で)

カッターで簡単に切れます。これが発泡スチロールの良い点です。伸縮性があるので採寸したギリギリでカットしてもうまく入ってくれます。隙間はそこに水滴が付いてしまいますので、ぴったり作るのがポイントです。

角は撫でれば滑らかに

角は手で撫でて滑らかにしておきます。粉が出るので掃除機は必須です。

発泡スチロールなので突起物も簡単に避けられる

カットできたら棚の中に挿入してぴったり外側にくっつけます。多少の突起物があっても発泡スチロールなので簡単に避けられます。

外壁に面した部分に隙間なくはめれば完成

最後に隙間がないか確認して完成です。

最初の方は隙間ができたり、他の箇所に結露していないか定期的に確認してください。

とても安く簡単い出来、しかも断熱になる一石二鳥の発泡スチロールカビ防止でした。

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