スーパーカブプロ(JA10)にUSBとスマホホルダーをつけてナビにしてみた
ロングツーリングでは電源問題はさけて通れません。近年では道の駅やキャンプ場ですら電源の使用に厳しくなり、カメラやスマホなどの充電をする事すら難しくなっています。
しかしながら自転車とは異なり、バイクはそれ自体が発電しているのでそれを利用しない手はありません。今回はスーパーカブにUSB電源とスマホホルダをつけてナビにする為の手順と製品レビューを紹介します。
アマゾンなどで検索するとバイク用のUSB電源が多種出てきます。NEWINGの特徴は「12Vシガーソケットがあること」と「2.1A対応であること」でしょう。12Vが必要かは両論でしょうが、車用のバイク対応ナビやレーダー、はては湯沸かしポットなどの多様な製品を流用できる事は強みだと思います。USB電源を増やしたいときはシガー用のUSB電源をさすという技も使えます。
輸入ものなのでパッケージにはWUPPと書かれています。中に日本語の説明書が折り込まれています。
内容物は本体、ハンドル用のクランプ、両面テープ取り付け用のアダプタ、一番右のはUSB接続時に防水にする為のキャップの様です。防水スマホケースなどと組み合わせれば雨の日でもナビ出来そうです。
スーパーカブプロJA10の配線は非常に簡単です。カブプロ日記さんを参考にさせてもらいました。メーターの裏の配線のカバーをめくれば、電源をとれるケーブルが見えてきます。
カプラではなく、ギボシの方の黒い線がブレーキ用の12Vです。念のためテスターでフレームとの電圧をチェックしてみることをお勧めします。外してみてブレーキランプが点かなくなることでも確認出来ます。
分岐用の三つ又ケーブルを作りました。エレクトロタップでもいいと思います。
タップの場合はブチルテープ等で防水をちゃんとしましょう。雨が直接あたる場所なので接触不良になる可能性があります。
付属のゴムは全てつかえばスーパーカブプロJA10のハンドルに丁度でした。マイナス側はボディーアースをします。他のケーブルと同じく下に落とせば、書類ケース(バッテリカバーに連なるカバー)まで出せるので、コンビニフックの裏あたりが丁度よいです。
もし、ハンドル取り付けではなく、足下につけたい場合も同じ経路で電源を取り出すとよいでしょう。その場合は、付属の両面テープアダプタをつけてレッグガードあたりに接着します。
スマホホルダーは定番のミノウラiH-100-Sを選びました。こちらもたくさんありますが、振動が大きいカブの場合、信頼性が重要です。iH-100-Sはクランプや全体の造りもしっかりしており、脱落防止用のシリコンリングまでついているので、オンロードではまず脱落はしなさそうです。
内容物には六角レンチがついています。クランプと本体との取り付けに使います。この辺りも安全性重視の設計が伺えます。
クランプとの角度を決める必要があるので、最初は仮止め程度でよいでしょう。取り付け後にしっかり締め付けます。
取り付け部はねじ式ではなく、テコで押さえつける方式。ゴムは2つついていますがJA10の場合は太い方1枚が丁度よいです。かなりがっしりと取り付けられます。
スマホのホールドもバネだけではなくロックされるので安心感が高い製品です。これで充電しながらナビをする事が出来る様になりました。