現代医学の地動説 医学不要論(内海聡)衝撃的な内容のまとめ
自己の地動説の発表による影響を恐れたコペルニクスは、主著『天体の回転について』の販売を1543年に死期を迎えるまで許さなかった。(Wikipediaより)
内海聡の「医学不要論」(三五館)。厚生労働省、医師会、各学会、病院協会、製薬会社、患者会、家族会、慈善団体、NPO法人、人権団体、医学雑誌社で構成されるとされる「イガクムラ」、そして「彼ら」と呼ばれる支配者層。中世のローマ教皇庁のごとく大衆意識はコントロールされ、反する考えは駆逐される。そんな現代社会に対し、医学の「地動説」とも言える内海氏の考え方が展開されています。
ここでは抜粋をまとめます。どれも今までの常識的な考え方を覆すショッキングな内容です。真偽はご自分の目で本書を確認ください。
本質的に治すのではなく、その場をしのぐことこそが現代医学の基本姿勢なのである。
「病気・症状」85%のは原因不明。原因もわからないまま、ただ対症療法されているという現実があるということだ。しかもその対症療法とやらが安全であるかどうかさえ、まったく担保されていはいない。
現代医学において数少ない証明できる病気の代表格が心筋梗塞である。この世にある多数の、因果関係の証明も出来ていないさまざまな病気を、病名をつけて治療していることがナンセンスなのだ。違う症状が出てきたとしても、原因は同根かもしれないのに、その区別さえできていないのが今の医学なのである。
「病気作り」とは、製薬会社などが薬の販路を広める為に、医学会と強調して、さまざまな生理的現象を社会問題化して「病気」として定義し、治療的介入を行うことにより、利益を得ることであり、現代医学は病気作りに満ちている。
社会毒や環境物質でなくても、もっと簡単に病気を作ることもできる。それが基準の変更による病気作りである。
「根本的に治すことを目的として作られた薬」がどれくらいあるか、一般の方々はご存知だろうか。答えははっきりいってほとんどゼロである。
この世に「副作用」などというものは存在しない。それは副作用ではなく、もともと「そうなる物質」なのである。それらは人間が人間のつごうにより決めた勝手な定義にすぎない。
医師の間で知られる有名な逸話に「99%の医者は、自分がガンになったときに抗ガン剤治療をしない」というものがある。
医学の大半は治療を受けるだけで悪化するか、慢性化させられてしまう。その結果、金づるが一人できあがるだけであり、健康保険システムはそのシステム維持に関して、つきること無く金銭を提供しているにすぎない。
健康保険システムは、どのようなビジネスであっても担保させられている「結果」への対価ではなく、通うことでカネが入ると言う、まさに「治さないことを助長するシステム」になっている。
あなたが下痢をしたとしよう。一般の人は「下痢をなんとか止めたい」と考える。しかし、その下痢はバイ菌を外に押し出す為の防御反応であり、それを止めると症状は長引いたり悪化したりする。そうではなく、その症状は必然であり、その症状を大事にしながら脱水や体力低下に気をつけながら下痢が自然に治まるのを待つことが、実際は最も人体の治癒にとって有効なのだ。
それを治そうと思うからこそ、医学の奴隷になる。健康ばかり追い求めるからこそ、いろいろな商法が生まれ、詐欺も発生する。
そもそも発達障害といわれるような状態を、社会が許容出来ないことこそおかしいわけで、それもまた現代洗脳の一つであろう。映画「always三丁目の夕日」。あの映画に出てくる多くの登場人物たちは、大人であれ子どもであれ、みな「発達障害」と診断出来るような個性的で偏りのある人々である。
咳や痰は病気だから出ているわけではなく、治す為の体の反応としてでているのだ。さらにいえば、仮に咳や痰がつらくてもそれで命を落とすことはほとんどなく、また咳や痰が出るもとの原因が治せないのなら、それは永久に飲み続けるよりないことを示している。
アスピリンで自己の免疫や発熱を下げてしまった結果、体はウィルスを殺す為に「まずい、免疫が落ちている」と判断して強制的に免疫力や免疫物質を上昇させる。それにより免疫異常亢進状態が作り出されてしまう。
そもそもくしゃみや鼻水は何のためのものか、皆さんは考えたことがあるだろうか。それは病気の症状ではなく正当な体の防御反応である。体にとって有害だと考える異物が入ってくれば、体は掃除の一環として鼻水やくしゃみとしてそれを追い出そうとする。そして西洋医学の薬はそれを抑える役割を果たしており結果的には免疫を下げていると言っても過言ではない。
最後に
いかがだったでしょうか。ネットでの評価やあとがきで内海氏本人が書いているように陰謀説的な全否定もあるかもしれません。コペルニクスは惑星は完全な円軌道を描くと考えており実際には楕円軌道を描いていることは後に発見されました。「医学不要論」はすべて正しいとは限りません。しかしデコボコの真実の一面を照らすライトはあるのではないでしょうか。
最後に内海氏の哲学ともいえる一文を紹介します。
健康でないことこそが人間として当然である。人間は常に不調を感じ、愚痴をこぼし、その不調とつき合いながら自然に生き死んでいくものである。