石川県の自転車スプリントコースの定番 中ノ峠周回サイクリングルート(36.7km+377m/石川県白山市小松市)

中ノ峠への河川沿いの道

石川県の地元のチームの走行会でもよく使われる定番ルートです。石川県のヒルクライムの定番といえば夕霧峠ですが、スプリント系の定番といえばこの中ノ峠でしょう。峠といっても標高差は+200m程度で、ほとんどがフラットまたは下り基調の走りやすいコースです。

ここでは白山市鳥越の道の駅一向一揆の里との周回コースを紹介します。約37kmで物足りない人はこれに道の駅一向一揆の里と瀬女とのピストンを加えてもよいでしょう。

スタート地点は石川県白山市の国道157号線沿い、道の駅しらやまさんです。この辺りは自転車のメッカでコンビニにも自転車ホルダが準備されています。この道の駅にも自転車スタンドが設置されており自転車専用道路であるキャニオンロードなどへの拠点となっています。

道の駅しらやまさん

道の駅から国道157号に出たらまずは右手の方向に進みましょう。この道路は石川県から福井県へ中央から抜ける重要なルートなので車の往来は多めです。勾配はマイナスなので一気に天狗橋まで下ります。

赤色が美しい天狗橋

天狗橋は国道157号線から小松市の方向に向かう県道4号として手取川にかけられた橋でその赤い色が特徴です。左手に見えてきますのでそのままこの橋を渡りましょう。橋を渡りきると車の喧噪は消え、静かな田園地帯に入ります。

北陸先端大の方向に左折

県道4号から県道55号に乗り換えます。北陸先端大の案内標識が目印です。ここを左に曲がると綺麗な並木が立ち並ぶ通りに入ります。道は徐々に勾配を増して行きます。

北陸先端大への並木通り

北陸先端大学院大学の入り口を横目に上り坂を+80mクライムします。門の前を過ぎると途端に雰囲気は峠道風になります。この先がこのコースの第一のピークです。急激な下りに入ります。勾配標識にはは10%越えの数値が書かれています。ここを降りてからの小松市遊泉寺までの山間を駆け抜ける約8kmはこのルートもっとも気持ちよく走れる区間となります。とてもフラットで道幅も広く、そして交通量も少ないすばらしい快走路です。途中のトンネルはやや長いですが自転車の脇道も整備されているので問題有りません。ちなみにその先の名水大判焼は白玉入りの程よい甘さでオススメです。

遊泉寺へ向かう快走路

途中一カ所だけ左折が入ります。国道360号線の表示標識を見逃さない様に注意しましょう。また、左折の後はわずかに登りがありますがすぐに終るので足を緩めず一気に抜けてもよいでしょう。

途中の左折。見逃さない様に

遊泉寺から国道360号に抜ける道はいくつかあります。青い案内標識通りに行ってもいいのですが、突き当たりまで行っても構いません。右手にピュア遊泉寺という温泉施設が見えますのでそちらに右折すればすぐに国道360号です。国道へでたら左折でルート名にもある中ノ峠に向かっていきます。

遊泉寺の突き当たり。右手に温泉施設が見えるのでそちらに

中ノ峠までは約+200mの登りです。国道360号に入ってからは徐々に車の交通量も増えてきます。トンネルやスノーシェッドも幾つかありますので点灯材の装備は忘れないようにしてください。特にピークがある三坂トンネルはやや長めです。トンネル内ピークを過ぎ、トンネルを抜けるとあとは道の駅一向一揆の里まで下りのワインディングを駆け下ります。

一向一揆の里手前。左手に鳥越の山城

左手に見える山の頂上に鳥越城が見えます。道の駅一向一揆の里が右手に見えてきますので休憩してもいいでしょう。この先に別宮北という交差点があります。そこを左折して帰路の県道44号線に入っていきます。

別宮北交差点

道は海側に向かい下り基調になってきます。途中から左手に自転車専用道路であるキャニオンロードが並走し始めます。お好みでそちらを走ってもいいでしょう。その場合はキャニオンロードの標識にしたがっていけばスタート地点の近くまでたどり着けます。県道を走る場合はそのまま県道44号線を直進すれば元の国道157号線に入れます。そこを左折すれば最初の道の駅へ架かる一の宮大橋が見えてきます。

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