清水田島トンネル開通で完成した快走路 県道27号県道10号二俣刀利周回サイクリングルート(50km+795m/石川県金沢市杜の里富山県南砺市福光井波)

石川県道27号金沢井波線の難関峠道をバイパスする清水田島トンネルが開通して景観/斜度具合/走りやすさ共に金沢市最高レベルの快走路が完成しました。ここではこの心地よい道を使い杜の里から福光井波を抜け刀利ダムを通って金沢に戻るサイクリング周回ルートで紹介します。

定番コース、夕霧峠のスタート地点である杜の里イオン横のバス停からスタートです。斜度3%程度美しい並木道が続きます。コンビニを過ぎて夕霧峠コースでは右に曲がる交差点をまっすぐに進みます。

金大坂の並木

斜度は少しずつ上がってきますがせいぜい5%程度なので気持ちよく走れます。谷の上を戸室橋/清水橋と巨大な橋が続きます。橋といっても高速道路の高架の様な作りでその上を走っている分にはまったく橋とは感じさせられません。谷の間のまるで空を飛んでいるような景観が続きます。

程なくして清水田島トンネルが見えてきます。この清水田島は1.4kmの激坂でこの県道27号線の唯一の難所でした。長い掘削の末、2013年に500メートル強のバイパスが完成しました。よく言われている様にトンネル内の路面について自転車の場合は多少うねりが感じられるようですがとても快適に田島まで抜けられます。

清水田島トンネル

トンネルを抜けると医王ダムの標が見えてきます。時間に余裕があれば見学してもいいでしょう。見事なロックフィルの堤がみられます。 軽い登りの後に再びトンネル。そして峠のピークを超えたらそこから先は富山県です。

ここからは下り基調なので快走ルートを満喫できます。北方向には風車が立ち並ぶ稲葉山が、また巨大な荒山大橋や全長1kmの医王トンネルも見応えがあります。トンネルはこの方向だと下りなのでそれほど苦ではありませんが、点灯器は忘れずに装備しておきましょう。

石川県道27号より稲葉山方向

県道27号下りのワインディングを過ぎると福光に入ります。風情のある町中ですが迷わない様に注意してください。ここからは県道10号線の案内標識をたどります。特に福光駅前の右折には注意してください。また、登りに自信が無い方はここで引き返して杜の里までピストンしても十分楽しめます

福光駅前の右折

しばらく走るとすぐに町並みはなくなり田園風景が続きます。右手には医王山の勇姿が見えます。道はだんだん細くなり民家もなくなっていき刀利ダムへの峠に入っていきます。

富山県道10号線より医王山

刀利へは斜度7%程度の登りです。多少きついですがそんなに距離はありません。道は1車線になりますので車には気をつけましょう。峠道の先にこのコース2番目のダム、刀利ダムの巨大な堤が見えてきます。

刀利ダム展望所より刀利ダム

堤の上をそのまま走り少し登るとそれでコースの登りは終わりです。多少荒れた道は湯涌に近づくにつれ2車線の快走路に変化していきます。そのまま街まで気持ちのよい走行が楽しめます。最後、田上の分岐を右に曲がり大橋を通った先のローソン前交差点がゴールです。イオンまでは交通量が多いので車に気をつけて戻りましょう。

田上へ戻る分岐

補足情報:医王山逆周(半時計回り)コースについて

先に湯涌から刀利ダムを抜けて福光経由で二俣から金大、杜の里まで逆回りするコースもあります。半時計周りコースのメリットは荒れ気味の湯涌から刀利ダムまでのルートが登りになるので下りよりは走りやすくなることです。デメリットは福光市内で迷いやすいこと。駅前では県道10号ではなく国道304号の案内標識をたどってください。またその後間もなく県道10号の標識がでるのでそこも見逃しなく。最後の金大への下り坂はとても気持ちいいです。

補足情報:IOXアローザ前のショートカットについて

福光駅前をショートカットする方法を以下に記します。(Tさん、情報ありがとうございます)

医王山時計回りコースの場合 : 富山県に入って最初の信号を右折。T字路にぶつかったら右折IOXの入り口を過ぎて最初の信号を右折です。

医王山半時計回りコースの場合 : 刀利ダムを出て最初の信号を左折します。IOXの入り口を過ぎたら看板(金沢は直進になっているので注意)があるところを左折で次の信号が県道10号金沢井波線です。

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