自転車タイヤがバーストで裂けてしまった時、身近にあるもので修理する方法
ロードバイクなどのタイヤがパンクした場合はパッチやチューブ交換をして修理します。チューブはそれでよいのですが、釘などがささりタイヤ自身に裂け目が出来た場合はいくらチューブをかえても高圧によりその裂け目から中のチューブがはみ出てしまい、すぐにまたパンクしてしまいます。
本来ならばタイヤを交換したほうがよいのですが、ここでは身近にあるもので簡易的に修理する方法を紹介します。あくまで応急処置なのですが、いちいちタイヤを買いなおすのはもったいないので、TPOに応じてタイヤ交換の時期を検討してください。
用意するもの
以下のものを用意します
- タイヤレバー
- テレホンカードや図書カード(なければポイントカードなどの薄手の丈夫なカード)
- 靴の補修剤(シューグーやシューズドクターなど)
手順
予めチューブの方に穴があるのであれば交換やパッチで修理しておきます。
図書カードを1.5cm-2cmくらいにカットします。
タイヤレバーでタイヤを浮かせ、図書カードを裂け目の下、チューブとの隙間に挿入します。この時、カードとタイヤの間にチューブが挟まらないように注意しましょう。指で間違いなくチューブが噛んでいないかをチェックします。大丈夫そうなら、タイヤレバーでタイヤをリムにはめ、軽く空気を入れておきます。
靴の補修剤はホームセンター等で入手可能です。通信販売でも容易に手に入ります。ライディングシューズの補修にも使えるので一本あるといいと思います。
外側の亀裂を靴の補修剤で埋めます。つけ過ぎに注意しましょう。ティッシュやへらなどで隙間に練り込みます。
乾かしたら完成です。表面は走行するうちに次第に滑らかになります。
最後に
ここで紹介した方法はあくまで応急処置的な方法です。裂け目の程度によってはすぐにまたバーストする可能性があります。重大な事故にも繋がりうるので出来るだけ早くタイヤは交換しましょう。
上記であまった図書カードは出先でバーストした時に使えるので普段も携帯しておくとよいと思います。ただし耐久性や安定性を考えると専用品の方がよいので、買っておいてもよいと思います。製品ではパークツールのタイヤブートが有名です。
ちなみにパークツールは他にもゴムのり不要のパッチを出しており、それもあわせておすすめです。ロードバイクの場合、のりだとチューブが細くうまくパッチが固定できないので、このようなのりなしパッチが必要になってきます。