MINOURAミノウラVERGO EXCELを選んだ3つの理由とレビュー

自転車を自動車に積載すれば、行動範囲が格段にあがりサイクリングの楽しみも倍増します。車に積むにはキャリアを利用しますがこのキャリアには幾つかタイプがあります。

よく目にするのは屋根上や後ろのラダーに付ける外部取り付けタイプ。このタイプは低い車でも取り付けが出来る反面、雨の日は水に濡れてしまい錆の原因になったり、走行中に飛び石などでアルミやカーボンにクラックが入る原因になります。ミニバンや軽箱バンなどのある程度室内高が確保出来るのであればできれば車内用キャリアを使用したいものです。

この室内キャリア、それほど種類はなく、 PIAA TERZO EC23やアストロプロダクツのキャリア(HPには見当たりませんでした)、そして今回紹介するMINOURAのVERGO EXCELがあります。

ここではTERZOやアストロのキャリアと比べたVERGO EXCELの利点を紹介します。

ホイールホルダの可動範囲が広い

ホイールホルダはかなり接近可能

オプションでホイールホルダがあるのですが、これはとても便利なので是非一緒に購入されることをお勧めします。ホイールをそのまま室内に置くとどうしてもコーナーなどで動いてしまい傷がつきそうになります。このホイールホルダは上下に動き、ホイールを室内にちゃんとグリップさせておけるのでかなり安定します。もちろんホイールのクイックレリースでワンタッチでつけられます。

そしてこのVERGO EXCELのホイールホルダの利点は自転車とかなり接近させられること。二台並べたときでも全く干渉しないのはすごいことです。またその分室内の荷物スペースが広くなるのはいうまでもありません。

安っぽく無いデザイン

初代のVERGOはTERZO EC23と同じくかなりレトロなデザインでしたが、EXCELになってからはとても洗練されたデザインに生まれ変わっています。

初代VERGO GoogleSearchより

MINOURA VERGO EXCEL

こった多角形のアルミレールに必要最小限にまで削られたマウントが滑ります。真っ赤に目を惹く調整ボルトもよいアクセントになっています。下やレール脇に空間が出来る為、手袋などちょっとした小物も挟んでおけて便利です。もちろん肝心のクイックレリースのタッチは抜群です。

取り付け部の横移動もクリックレリースできる

横移動のロックもクイックレリース

2台積載と1台積載を切り替えたり、MTBとロードを積み替えたりとマウント部の位置を変えたい場合に重宝します。先代VERGOや他社のものはクネクネとボルトをひねって左右調整しなければいけないのですが、VERGO EXCELはホイールと同じくクイックレリースでワンタッチでスライドができます。これはあまり意識しないのですが、意外と便利だったりします。

VERGO EXCEL-Sについて

VERGO EXCEL-Sは一台用です。普段一台しか積まれない方や、荷台の巾が狭い場合はこちらでもいいのですが、もし荷台巾に余裕があれば普段一台しか積まれない方も2台用のVERGO EXCELをおすすめします。左右の安定感はやはり2台用のほうが高いからです。

巾については軽のバンでも余裕で入りますのでそんなに問題があることはないでしょう。念のため購入前にはメジャーで採寸してみてください。

どこで買うのが安いのか

ヤフオクで半年ほどウォッチしていましたが、ごく稀に出品はあるようです。気長に待ってもよくなるべく安くおさえるにはそちらがよいでしょう。ただしそれほど消耗するものではいので相場と新品の価格差はそんなにないかもしれません。新品の場合の価格比較は以下の様になります。

組み立てについて

非常に小さく梱包されてくるので驚くかもしれません。説明書どおりに組み立てれば5分くらいで完成します。

自作キャリアとの差

この手のキャリアは木の板にシマノのハブをつけて自作も可能です。ハブは2千円くらいで金具はホームセンターで1000円程度でそろいます。木は2x4材を使えば合計で4000円でおさめることもできます。安くつけたい方はトライしてもいいかもしれません。

あえてVERGOのメリットをあげるとすれば上に書いた様なホイールホルダや横移動のメリットがあります。また売るときも上記の通りかなり高値で取引されるので差額を考えたら自作のメリットはうすいかもしれません。

どんな形であれ、自転車を車と組み合わせることで楽しみが格段に増します。すばらしい自転車ライフをエンジョイしてください。

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