山中温泉の裏 加賀東谷の吉備神社の杉水名水(石川県加賀市山中温泉)

山中温泉街から大聖寺川を上り九谷ダムを越えた上流に杉水川という川が小大日山方向から北から回り込む様に流れ込んでいます。この杉水川に沿った集落は「東谷」と呼ばれの国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており昔ながらの炭焼き村の雰囲気を今に残しています。杉水名水はそんな東谷の杉水町にあります。

地図と概要

山中温泉街から我谷ダム横県道153号を通ってのルートと北側の国道8号から分岐する県道39号線を降りて同じく県道153の杉水峠を通って来るルートの2つがあります。県民の森が近くにあるのでそこを目指せばいいでしょう。

加賀東谷 杉水町の吉備神社

加賀東谷 杉水町の吉備神社

杉水名水は吉備神社の境内にあります。

本殿及び覆屋と鳥居からなる境内は、石灯籠などの建造物と共に申請な空間を構成ししている。

特に明治16年(1883年)建築の本殿は一間社流造(いっけんしゃながれづくり)、つまり柱の間が一間で正面側の屋根を曲線形に長く伸ばす造りで、彫り物などの装飾も秀逸で上質である。

鳥居も同時代の築造で、箸上部に台輪が付く明神鳥居の形式に最上部に小屋根を架けるつくりがめずらしく、いかにも雪国らしい(神社案内板より)

杉水名水

杉水名水

境内の杉水名水は地下50メートルからの湧き水を飲料水として検証したもの。地下水から掘り上げた水なので水温はとても冷たく夏場は最高においしいです。

特にこの杉水峠はサイクリングやツーリングコースとしてよく利用されライダーが立ち寄り、冷たい水で喉を潤しています。

蛇口がついてて水量もかなり出ますのでポリタンクもすぐにいっぱいになる勢いです。

加賀東谷について

境内の巨木

加賀東谷保存地区は加賀市の東南部に位置し、大日山系の動橋川と杉水川の上流域の4つの集落を指します。ここ杉水以外には荒谷町、今立町、大土町がありそれぞれ神社があります。元々は江戸時代の藩の炭役として炭焼き小屋が並ぶ栄えた地区で7つの集落があったそうです。過疎化や我谷・九谷ダム建設で今は4つになりました。近くの県民の森も元々は上新保村という村でそちらの神社がここ、吉備社に合祀されているとのことです。

参考リンク

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