ソフトバンクCMにも起用されている一乗谷と朝倉氏遺跡(福井県福井市城戸ノ内町)

一乗谷

「一乗谷」は、ソフトバンク(以下、SB)のCMの舞台になっている場所です。

ですが「一乗谷ってどこ?」とか、「何で、CMの舞台が一乗谷?」と思っている人も多いのではないでしょうか。

一乗谷は、福井市と大野市を結ぶ、美濃街道(国道158号線)を少し入ったところにあります。

実はSBのCMを制作されている方が、福井県の観光プランナーを手掛けている人で、 CM起案の際に一乗谷のことを、SBの社長である孫正義氏に話したところ、快く快諾してくれたそうで、CMの舞台に採用されたそうです。

ロケ地マップ

一乗谷は「一乗谷朝倉氏遺跡」にあります。

この遺跡は戦国時代、この場所にあった一乗谷城を中心に越前國を支配していた朝倉氏の遺跡で、 最盛期には人口1万人を超え、越前の中心地として栄えていました。

しかし、1573年に起きた「一乗谷城の戦い(別名、刀根坂の戦い)」により、一乗谷は火の海になり、 また、この戦いで敗戦した朝倉氏も、一乗谷を放棄して、大野に逃げていったことから、 それ以来、この地は見向きもされることもなく、当時の栄えた町は土へと返っていきました。

平面復元地区

近年になって、地上に一部露出していた庭園の整備・調査が行われ、地下から素晴らしい庭園が発掘されたことから、 それ以降、一乗谷の復元作業が進んでおり、当時の遺跡を復元した「復元町並」や「平面復元地区」など、 時間が経った現在でも、戦国当時の出土品の発掘や、町並みの復元が行われています。

復元町並

復元町並では、お土産コーナーをはじめ、日傘の下で一服のできるお茶屋さんや、着付体験のコーナーもあるので、 昔の日本にタイムスリップしたような気持ちにさせられます。

着付衣装体験

ライター

せいちゃん(清野 量平)

現在石川県で、カウンセラーとして活動しております。

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