称名滝から室堂平まで日帰り立山登山。帰りはバスで(16.3km+1913m/富山県立山町)

立山は日本3大名山の一つで3003mの雄山、3015mの大汝山、2999m富士ノ折立の3つの峰の総称です。

登山の拠点としては2450mの室堂平がよく使われ、バスとケーブルカーでアクセスでき宿泊施設や温泉も整備されています。立山室堂から雄山までは標高差500m余りとなり、手軽に高山のピークが楽しめます。

しかし頂上付近まで乗り物を使うのも良いですが、できれば一度は麓から登ってみたいものです。

下からのルートとしては立山駅側からの美女平を経由して登るルート、称名滝付近の大日山登山道から縦走するルート、同じく称名滝付近の八郎坂から弥陀ヶ原を経由して登るルートなどが挙げられます。

ここではその中でも比較的距離の短い、八郎坂経由のルートを紹介します。往復だと日帰りはちょっと難しい距離ですが室堂から立山駅までバスとケーブルカーを使えば時間に余裕を持ってチャレンジできます。

自家用車の場合は駐車場所に注意する必要があります。八郎坂の入り口の称名滝と立山駅を結ぶ車道は8キロあり、その中間地点の桂台には夜間に閉鎖されるゲートがあります。しかも立山駅から称名滝までのバスも夕方からは運行していません。

称名滝駐車場に車を駐めてしまうと、帰りに遅くなった場合にゲートで塞がれ帰れなくなる恐れがあります。それなので登り口までは多少距離が出ますが、立山駅駐車場もしくは桂台ゲート周辺に駐車することをお勧めします。立山駅から桂台までは3キロ余りです。

八郎坂入口

八郎坂は大正時代に開かれた登山道で往年の名ガイド佐伯八郎にちなんで名付けられたそうです。

急な坂は大きな岩が重なり作られている

八郎坂は500メートルの急な坂ですがある程度緩急があり登りやすいです。

八郎坂案内(クリックで拡大)

コケが生えているので雨の日は気をつける必要がありそうです。ヒカリゴケもあるのだとか。

振り返ると称名滝

背後には日称名滝の全容が時折現れます。中間の水たまりもはっきりと見え下から見るのとはまた違った眺めが楽しめます。それにしてもかなり上ったはずなのにまだ滝の吹き出しが上にあるのに驚きます。さすが日本最大の滝です。

弥陀ヶ原

やがて植物の高さが低くなり視界が開けます。弥陀ヶ原です。車道にバスが往来します。横にはちゃんと木道が備え付けられて安心して歩くことができます。

さわやかトイレ

バイオトイレもあります。とても綺麗に整備されています。

大日山を横目に

左手には大日山の姿が目に入ります。奥には奥大日山と縦走ルートの稜線が確認できます。

弥陀ヶ原にはは8の字の木道が設置されておりルートを選ぶことができます。どのルートでも弥陀ヶ原ホテルにたどり着きます。ガキ田と呼ばれる天然の池が点在しています。

弥陀ヶ原ホテル。バスの停留所もある

弥陀ヶ原ホテルの前にはバスの停留所もあります。時間を見て間に合わない場合はここから立山駅(美女平)までエスケープも可能です。

しばらく車道を歩きまた登山道へ

弥陀ヶ原ホテルからはしばらく車道を歩きます。登山道の入り口はしばらく進んだ右手にあります。

勾配は急になる

勾配は車道と比べてやや急になるので気を抜かないようにしましょう。右手の天狗山をトラバースする形で高度を上げていきます。左手眼下には車道が蛇行しているのが見えます。

天狗平が見えてくる

見えてくる建物が天狗平山荘です。目的地の室堂や雄山も視界に入って来てモチベーションが上がります。が、コースタイムはまだ1時間もありますので気を抜けません。

剣岳が目前に

左手には剣岳がそびえ立っています。木道は車道をショートカットする形で室堂平に続きます。

雷鳥に会える(かも)

このあたりで運が良ければ雷鳥に出会えるかもしれません。もし見つけたら室堂平の自然保護センターに報告すればステッカーがもらえます。

室堂平。帰りのバスの時刻に気をつけて

天狗平の最後の登りを登りきると目的地の室堂平です。観光客の喧騒がほっとさせてくれます。室堂平を散策する前に帰りのバスの時刻を確認するのを忘れずに。

バスはケーブルカーの駅である美女平まで、そこからケーブルカーで立山駅まで降ります。長い時間をかけて上って来た経路を一瞬で戻るのは感慨深いものがあります。歩いて来た弥陀ヶ原のガキ田が綺麗に夕日に映えています。

歩くアルペンルート案内(クリックで拡大)

立山駅に降りてからは車道です。駅の案内を見て橋を渡ります。暗くなるかもしれないのでライトは忘れずに。

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