e-gov電子申請の到達番号と問い合わせ番号。イーガブをeTax感覚で使うと絶対にハマる点と取得対処方法

電子申請e-GovをeTax感覚で使うと絶対にハマる「到達番号」と「問い合わせ番号」についてとその対処方法について紹介します。

e-Govは政府が提供している電子申告システムです。類似の電子税申告システムeTaxと同じくマイナンバーカードとリーダーがあれば役所に行かずとも自宅や事務所から政府系の申請が行なえます。しかしながらこれはら全く別のシステムである為、安易に使うと失敗します。

ここではそんなeGov独特の問題点(仕様?)である到達番号と問い合わせ番号と、それがわからない場合の対処方法について説明します。

e-gov電子申請の大まかな手順

イーガヴ

イーガヴの大まかな申請の流れは以下の通りです。

  1. 申請書類を作成
  2. マイナンバーカードなどで電子署名
  3. 送信

「なんだ、イータックスと同じじゃん」と思うかたは甘いです。

この先にイータックスとeGovの決定的に異なる点があるのです。

eTax感覚で申請した顛末

e-govからの通知

申請が終わり、しばらくするとメールが来ます。タイトルは「連絡事項の確認をお願いします」などです。

メールにはURLアドレスのリンクが張り付いているので、リンクを開くとe-govアプリが開き、

「到達番号」「問い合わせ番号」

の入力を求められます。到達番号問い合わせ番号

e-gov電子申請送信画面

そう、申請時にちらっと表示されていたあの2つの異常に長い文字列。あれが「到達番号」「問い合わせ番号」なのです。

イータックスだと「メッセージボックス」があり、利用者番号でログインすると政府からのメッセージが確認できます。

実はこのイーガヴ、この「メッセージボックス」が無いのです!申請と政府からの返信を紐付けるのは、その長い2つの文字列「到達番号」と「問い合わせ番号」だけ。これがイータックスとイーガヴの決定的な違いであり、初めてイーガヴを使う人がハマるポイントでもあります(!)

到着番号と問い合わせ番号の取得の仕方

基本的には送信時の画面をプリントしておく、またはパーソナライズ登録しておかなければいけないのですが、どうせ向こうに保存されているだろうとそのまま消してしまった人も多いのではないでしょうか。

そんな場合の対処方法を紹介します。

e-gov電子申請到達番号紹介・問い合わせ番号再発行依賴

まずe-Govを開いて「行政機関等ホームページ検索」のボックスに「到達番号紹介・問い合わせ番号再発行依賴」と入力し検索マークを押します。

e-gov電子申請問い合わせ番号再発行フォーム

ページをたどると問い合わせ番号再発行依賴がでます。まずそこに住所氏名などの情報を入力します。

上のチェックボックスは「問い合わせ番号」だけ、その下の到達番号は未記入で構いません。実は届いているメールをよく見ると「到達番号」についてはちゃんと記載されているのです。なので「問い合わせ番号」を「問い合わせる」のです。(笑)

「手続き名」と「申請日時」も届いているメールに記載されているので間違いが内容にコピーとペーストします。ここに入力するメールアドレスは申請時のものと全く同じアドレスを使用する必要がありますので注意してください。

e-gov電子申請問い合わせ番号再発行確認

最後に送信確認を押して、手順に従えば、新しい問い合わせ番号を送信されてきますので、先のメールのURLからアプリを開き、先のメールにかかれていた到達番号とその問い合わせ番号を入力すれば無事メッセージを確認することが出来ます。

最後に

イーガヴ

ということでイーガヴ初心者がよく失敗するポイントである「到着番号」と「問い合わせ」番号についての紹介でした。今度からはちゃんと送信画面を印刷するかパーソナライズ登録しておきましょう。

システム設計方針としてなるべく利用者側のデータはサーバー側で持ちたくないというのはわかるのですが、せめて番号をもっと短くして欲しいものです。現状で到着番号が18桁の数字、問い合わせ番号で17桁の英数混在で、入力するのも大変です。例えば「201203131995137680」「WmXT8b6TofYU1C3Q」といった具合です。30億個も動画がアップロードされているYoutubeですらたった11桁の識別子、例えば「bORvTi3sxkG」で済んでいるので、ちょっと過剰な桁数ですよね。今後のユーザビリティの改善に期待します。

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