WWE日本公演観戦マニュアルとミニChant(チャント/かけ声)集
WWE(World Wrestling Entertainment)はアメリカのプロレス団体で日本でもとても人気があります。特にストーリーを重視したスタイルで、レスラー(スーパースター)は善玉(ベビーフェース)と悪玉(ヒール)に明確に別れており、その展開やそれぞれ特徴のあるキャラクター性にグイグイ引き込まれてしまいます。
近年ではアジア諸国での興行も行われており、もちろん日本でも毎年公演がされています。ファンとしてはまさに生のWWELiveを見てみたいと思うのですが、なにせアメリカのレスリングなので、初めて公演を見に行く時には不安もあると思います。
ここではそんな初めてWWEライブを見に行く時にありそうな疑問点を挙げ、解説を行います。
目次
席の場所のオススメは?
会場にも依りますが席は大きくわけて入場ゲート周辺席、リングの周りのアリーナ席、上部観戦席の3つがあります。
入場ゲート周辺ではスーパースターの入場パフォーマンスを間近でみれたり、ゲート直近の席ではスターにタッチできたりします。欠点はリングが少々見えづらいので、寝技関節技やフォール、場外の時はほとんど見えません。
リングの周りのアリーナ席は高価ですが、試合を最も間近で見ることができフォールも確認できます。またスターによっては近づいてきてくれるのでタッチも可能な場合があります。欠点は反対側の場外が見えないことくらいです。
上部観覧席は死角がほとんどないのが利点です。スクリーンも一望でき試合を完全に把握することが可能です。欠点はやはり距離が遠いのでライブ感ではアリーナ席にはかなわないことでしょうか。
それぞれ利点欠点があります。予算が許せばリングサイド、入場パフォーマンスを重視するならゲート横、無難なのが上部観覧席といったところでしょう。
着ていく服装は?グッズは買えるの?
グッズは小物からキャップやタオルシャツ等もちろん販売されています。非常に混み合いますので確実に買いたいのであれば開演から数時間前には到着して先にチェックしましょう。着ていく服装は普段着からコスプレしている人まで様々です。定番はお気に入りスターのTシャツ+適当なボトムスのシンプルなスタイル。会場に売っているものはもちろん他の人と被りますがそれはそれで一体感があってよいですし、無いものを予め用意しておけばなお目立ってよいと思います。スターのコスプレは間違いなく写真撮影の的になりますので自信のある人は是非。タッグチーム系がおすすめです。
英語のヒアリングが自信ないんだけど字幕なしで大丈夫?
これは全く問題ありません。というのも日本公演は「ハウスマッチ」という興行で、ストーリーは進まず試合のみが行われます。つまりテレビ放送の様な長い掛け合いはほとんど無く、入場→試合だけとなります。またスーパースターもジェスチャーをうまく使い観客(WWEユニバース)を盛り上げてくれます。(セリフがあるキャラの場合でも気持ちゆっくりと喋ってくれます。)
WWE観戦のかけ声(チャントChants)をどうしたらいいのかわからない
チャント(かけ声)はユニバース(観客)とスーパースターとの一体感のもとで、ライブの醍醐味です。WWEでは定番のチャントやスーパースター毎の「お約束」があります。これを覚えておくのとおかないのでは楽しみが全然違いますので是非覚えておきましょう。日本公演でよく行われるチャントを紹介します。
「レッゴー(Let's go) <スターの名前>」
恐らく日本公演で最もよく使われるチャントです。ベビーフェース(善玉)を応援する時に使います。チャチャッチャチャッチャの5手拍子とあわせます。スターの名前の語呂によってはリズムが合わない場合がありますので性や名を使い分けたりします。
「レッゴー(Let's go) <戦っていない人の名前>」
リズムは上記と同じなのですが、わざと違う人の名前を呼ぶ場合があります。これはある種の皮肉の意味があります。うまく名前を聞き取ってあわせましょう。
「<スターの名><スターの性>」
Let's goのリズムでフルネームでチャントする場合です。
「ぶーぶー( Boo Boo)
これはヒール(悪玉)に対する不満的な意味です。手を挙げ親指を下に向けてあわせます。両手でもOKです。(RVDのチャントと似てますが)
「ゆーさっゆーさっ(You suck You suck..)」
これもヒール(悪玉)に対する卑下です。スラングで日本語でいうと「むかつく」に近い感じでしょうか?ヒールが優勢の時によく使います。
「じーしーおーそー(This is awesome)」
盛り上がってきた時に使います。日本語で言うと「いいぞいいぞ」的な感じです。似たので「うぃーあーおーそー(We are awesome)」がありますがこちらは日本公演ではまず出ないでしょう。
「ゆーそーあぅ(You sold out)」
2014年公演ではThe Shieldのメンバーの裏切りがありよく聞きました。「裏切り者!」って感じです。
その他スター毎のチャント
ベビーフェースのスターは大抵、それぞれのチャントを持っています。ダニエルブライアンの「YesYes...」を初めコフィーキングストンの「WooWoo」、RVDの「ロヴ・ヴァン・ダム!」など様々です。チャントと言えるのかはわかりませんが、ワイアットファミリーの入場時に携帯のフラッシュを点灯させて揺らしたりも定番です。出場スターのチャントは是非押さえておきましょう。
またロープをつかったムーヴやフォール解除時のざわめぎや、カウントやパンチ時の「ワン・ツー・スリー」も周りとあわせると楽しいです。
カメラ撮影はしていいの?
これは公認でOKです。もちろん個人で楽しむ範囲に限られますが、記念になりますので嬉しい配慮です。またツイッター活用には積極的で公演毎のハッシュタグをつけたつぶやきや写真をスクリーンに出してくれたり投票を行ったりもしています。開演前のファン同士の情報交換もツイッターが使われていますので是非登録してから臨みましょう。
スターに触ったりサインはもらえるの?
アリーナ席で運良く入場ゲート沿いになった場合などは入退場時に手を出してアピールすれば(キャラにもよりますが)大抵タッチしてもらえます。すごい人は退出時にそこでサインを貰ったりしています。もちろん心よくしてくれますが、必ず場の雰囲気等をよんでください。また、くれぐれも無理矢理壁に押し寄せたりはしないようにしましょう。
別枠でサイン会が催される場合もありますので、情報はこまめにチェックしておくとよいでしょう。
終わりに
駆け足ですが、筆者の経験で初めての人が疑問に思うであろうことを書き留めてみました。間違いや足らないポイントもあると思いますので、お気づきの方はTwitterにてお知らせいただければ幸いです。
とにかくWWEのライブの醍醐味は「スターや周りユニバースと一緒に楽しむこと」です。一度経験したらWWELive中毒になること間違い無しです!