能登半島の果てのプロの味?味の珍萬(石川県能登町珠洲)
能登は日本の北側に突出した日本海側最大の半島です。その先端、珠洲は金沢から150キロ以上もあります。これはなんと岐阜県の郡上あたりまでの距離です。
遠い珠洲ですが有名な見附島や禄剛埼灯台など見所も多く、能登を周回する国道249号線を走るドライブやツーリングの客足は途絶えません。人間、地図で半島を見ると先端まで周りたくなる欲求がある様です。
そんな国道249号線沿い、珠洲の見附島を過ぎた辺りに味の珍萬はあります。
黄色い建物に赤の看板、周りの植物の茂り具体がやってるのかやってないのかよくわからない雰囲気です。看板のコピーは「プロの味」。プロじゃない中華料理屋は無い様な気もしますが・・・・。
のれんもシブイ風合いがあり中も暗く入っていいのかよくわからない雰囲気です。でも
中はお客さんでいっぱいだったりします。そう、見た目とは裏腹に地元のお客さんの人気店。お昼時にはお仕事の休憩の方や近所のおばちゃんのランチで賑わっています。
カウンターと小上がりが数席あります。小上がりに座ると主人がポンと水をカウンターに置きます。どうやら自分でとりに行かなければいけない様です。これはガンコ系!?
と思いきやご主人はとても人柄のよさそうな方。どうやらホールから会計まで1人で切り盛りされているようです。水はセルフでとりに行くのがこの珍萬スタイルの様です。
入り口にはショーケースがあるので、初めての場合は参考にするといいでしょう。最近の店にはない、よく出来たサンプルでどれも美味しそうに見えます。
メニューはラーメン系が主の様です。(2016年現在)
一品料理もあります。小上がりから大声で注文するのも珍萬スタイル。
地元のお客さんに人気のあるのがこのタンメン。コクのある中華スープに縮れ麺、上には野菜炒めがどっさり盛られています。
野菜はキャベツ人参もやしに玉ねぎ。ニラやにんにくも入っており豚バラのうまみをひきたててくれます。ほんのりとしたごま油の香りが食欲をかきたてます。
麺はボリュームたっぷりで満腹になります。食べ終わるころにはスープに野菜のエキスが溶け出て締めまで飲み干せます。
広東メンも人気です。いわゆる五目ラーメン系で、タケノコやキクラゲ、コーン、タマゴ、そしてナルトがあんかけスープに絡まります。イカの魚介の風味がタンメンとはまた違った色合いを出しています。
能登の果ての中華料理店の珍萬は看板の通り「プロの味」でした。半島ドライブの際には是非どうぞ。
項目 | 三段階 |
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混雑度 | ☆☆☆ |
ボリューム | ☆☆☆ |
外見の怪しさ | ☆☆☆ |
価格満足度 | ☆☆ |
店名 | 珍萬 |
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TEL | 0768-84-1336 |