(閉店)テーブル横の器の用途とは 麺屋獅子

豪快な文字の看板。真っ黒な自販機。入り口をくぐるとすぐに食券があります。ラーメンは700円から。

店内のレイアウトはL型カウンターにテーブル2席。テーブルのうち1席は中央につい立てがあり、1人でも座りやすい作りです。調理場の上には「獅子」と書かれた黒だるまが目をひきます。

席に座ると卓の上は空の器が重ねてあります。子供用の取り皿にも見えますが、なんなのでしょう。これはラーメンが来るとわかります。

ラーメン700円

澄んだ醤油系のスープに太麺。太めのメンマに、軽く炙ったチャーシュー。中央には刻みネギと傍らに海藻がのります。そしてその横には・・・そう、あさり。テーブルの横の器はこのあさりの殻入れだったのです。

この斬新なレシピ、いったいどんな味なのでしょう。香りを嗅ぐと、そこは港町。海系の香りはもちろん海藻とあさりから溶け出したエキスによるものです。

スープを一口、口に含むと意外に甘みがあることに気がつきます。その奥にはトッピングから溶け出したうまみ。太めの麺とも良くあう味付けです。

チャーシューも存在感があります。炙りによる香ばしさと柔らかい食感。スープに混ざった刻みネギと一緒に口に運ぶことをおすすめします。

もちろん貝は実も頂きましょう。殻入れがあるので、スープを飲み干す際も邪魔にならないのがうれしいです。

最近なぜか「麺屋」の名を冠したラーメン店が増加中です。どれも家系だったので、麺屋系は似たり寄ったりという印象でしたが、そんな観念を吹き飛ばしてくれるオリジナリティ高めの麺屋獅子でした。

項目 三段階
スープ ☆☆
☆☆☆
トッピング ☆☆
配給速度 ☆☆
あさりと殻入れ ☆☆☆
価格満足度 ☆☆

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