どこから見ても中古車屋なのに実はカレー店 カシミールの入り方(富山県射水市)
富山県でパキスタン系カレーと言えば一大ジャンルとして成り立っている位、メジャーなカテゴリです。 その中でも高岡市郊外(射水市)にあるカシミールは富山パキスタンカレーの代表的な存在です。
高岡市から国道8号線を走ります。射水市に入って注意しながら左を見ていると、中古自動車屋さんのような敷地にポツンと建っているプレハブ小屋があります。大きくカレーの看板がかかっているのですが、夜など目立たないので素通りしない様に注意してください。
入り口は裏手にありますので適当に車を駐車します。窓の中を覗くと明らかに外国の方が何人もいて入るのに抵抗があります。店員の方は日本語ペラペラなので大丈夫です。勇気をだして入ってみましょう。
中の造りは左手が厨房、中が事務所(?)で右手が食堂です。入り口で人数をつげると食堂に案内してもらえます。
食堂の中は白く塗られており、天井隅には民族間が漂う飾り布で彩られています。巨大なパキスタン国旗が雰囲気を盛り上げます。一度でも中央アジア周辺を歩いた事がある人は、懐かしく感じる事、間違いありません。
メニューを開くとアルファベットが並びちょっとびっくりしますが、下の方に日本語と写真もあるので安心です。カレーは800円から。このカレー、ライスやナンは別なので好きな方をあわせて注文しましょう。別といっても200円程度なので合計1000円でお腹いっぱいになります。
カレーは辛さを選べます。パキスタンのカレーというと激辛を想像しますが、こちらの辛さは中辛でも辛さは控えめな印象です。そのかわりスパイスと肉のうまみが強くでており、カレー本来の味を楽しむ事が出来ます。粘度はなかなか高く、肉もゴロゴロ入っており食べごたえ十分です。
ライスも特徴があります。インティア系の細長い長粒種のそれは、米の一粒一粒の間に空気を含んでふわっとした食感。スパイスが絡まっている上に、贅沢にも肉も入っているのでそれだけでもドライカレーとして食べられそうです。量も十分。男性でも残してしまいそうな位です。これが200円なのは驚きです。
また一品ものもおすすめです。タンドリーチキンの値段はなんと380円。カレーも含めた持ち帰りもやっている様なので、聞いてみましょう。
ドリンクはマンゴージュースかチャイもサービス。ジュースは濃厚な味わい、チャイは砂糖なしで来るのでカレーともよくあいます。
デリーの出現からタージマハールの席巻、そしてパキスタン系黒船の来訪。目まぐるしい富山カレー界はこれからも楽しみです。
項目 | 三段階 |
---|---|
非混雑度 | ☆ |
量 | ☆☆☆ |
カレーの味 | ☆☆☆ |
サービス | ☆☆☆ |
外国の雰囲気 | ☆☆☆ |
価格満足度 | ☆☆ |
店名 | カシミール |
---|---|
業種 | インド料理 |
TEL | 0766-83-7190 |