おでんは回転が遅い店ほどうまい 馬龍うまりゅう(石川県金沢市三口新町)

片町から山側環状まで行く通りを走っているとパレットをすぎたあたりに気になる看板があります。 「ラーメン うまカレー おでん定食 放楽酒場 馬龍」。なにかつかみ所の無い感じとガラスが半分見えない様になっているのでちょっと入りにくい雰囲気です。

放楽酒場 馬龍

勇気を出して張り紙が大量に貼られているドアを開くと、迎えてくれるのは気さくな感じのご主人。店の中はカウンターのみですが、その狭さが落ち着きます。地デジになってもブラウン管テレビが渋いです。カウンターの前には所狭しと煮物がならんでおりその角には看板メニューのおでんが。メニューは正面にすべて手書きです。

狭いけど落ち着ける店内。煮物が並ぶ

おすすめメニューは牛すじラーメン950円。オーダーからは少々時間がとられるのでその間におでんを食べるのが馬龍スタイルです。このおでん、はっきりいってかなりレベルが高いです。極限までだしがしみ込んだ大根を初めとしてびっくりする様な大きさのつみれ、そしてこれまた味わい深いさといも、こんにゃく。具材の回転の速い大型おでん店やコンビニとは異なり、長時間煮込まれているこの店ならではの質の高さです。(ちなみにそのこだわりにより売り切れ次第おでんは終了とのことです)

レベルが高いおでん

それもそのはず、ご主人は元某料亭の煮方を勤めておられていた方で、煮物やダシに関するノウハウとこだわりが半端ではありません。このおでんだしも毎日灰汁抜きをして熟成。何日もかけ具材のうまみが溶け出ているまさに財産といえるものです。具も一日で作られるものではありません。冷やしと煮込みを繰り返してこのだしがしみ込んだ具が作られます。

牛すじラーメン950円

さて、そろそろ牛すじラーメンが給仕されてきます。名の通り中華系のスープに煮込まれた牛すじがゴロゴロとのってきます。中華系スープですがその香りには独特の魚介系のそれが混じっており食欲をそそられます。麺は中細ストレートでしっかりと味がついたスープとよくあいます。そして牛すじ。先ほどの香りはこの牛すじからのようです。そう、この牛すじは和風だし。秘密の(聞けば教えてくれますが)煮込み方法でとても柔らかく仕上げられており、和中スープのコンビネーションが絶妙です。これも元煮方の店主のノウハウでしょう。

ここは以前紹介した焼肉みやざきと同じビルで、横に駐車場も完備されており好きな所にとめてOKです。休みは不定で営業時間は11:30-13:30/18:00-2:00。

元々入れ替わりが激しかったこのテナント。ご主人が2008年に店を開かれてからはや5年以上長続きしているのは、多用ながらも芯が通った煮物へのこだわり心によるものなのでしょう。

2013/12/28の本日のメニュー

評価 三段階
☆☆
給仕速度
スープ ☆☆☆
おでん ☆☆☆
おまけサービス ☆☆☆
価格満足度 ☆☆

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