日本自動車博物館でカメラ撮影する時の注意点と創始者前田彰三氏の思い(石川県小松市)

日本自動車博物館は石川県小松市にある日本最大級のクラッシックカーの博物館です。もともとは富山県小矢部市にあった博物館なのですが1997年に移転して今の場所になりました。(元の場所が高速インターの取り付けの都合で移転が必要になり、その時小松市の方に誘致されたらしいです。)

レトロモダンな造りの日本自動車博物館

近代建築風のその建物の中、12000平方メートルに所狭しと自動車が展示されています。またイベントも催されることもあり、全国より人が集まります。

まずは3Fへ

入場料は大人1000円(2014年現在)カメラ撮影の注意点としてはビデオカメラはダメだということ。デジカメや携帯のカメラで静止画撮影なら自由に行ってかまいません。どうしてビデオはダメなの?と思うのですが、係員さんに聞いた所、昔からの慣わし的なルールなのだそうです。それでも博物館としては静止画だけとはいえ自由撮影可は珍しいので、立ち寄る際には是非お手持ちのカメラを持っていきましょう。

ナンバープレートには国籍と年が

三階建てとはいえそれぞれのフロアには中二階がありその量には圧巻します。ナンバープレート部分は空きではなく、製造年月日がプレート風にしてつけられており、実車の雰囲気がよくわかります。

90年代の車も

それぞれメーカーやテーマによってわけられており、メーカーごとのデザインの移り変わりを感じることができます。また近年になって80−90年代の自動車も追加されており、比較的和解年代の方でも楽しめる要素が増えて来ています。

世界のトイレ

また自動車展示以外にも各階のトイレも見所です。世界各所から集めたトイレが並べられており、男女それぞれで珍しい形の便器を見て試すことができます。

時が止まった様な前田彰三氏のコーナー

2階には創始者である前田彰三氏についての展示室があり、写真や遺品から同氏の偉業を知ることができます。振り子時計の音が印象的です。

前田彰三氏の愛車ルノーサフラン

私が車に凝り始めて24年程になりますが、最初に乗った車は昭和29年頃、家業で使っていたオート三輪でした。よくその車に乗って自社製品の赤練瓦を配送しましたが、思い出深いのは倶利伽藍峠を超えるとき坂が非常にきついためにエンジンが焼け、マフラーは真っ赤になり、見ているとついこちらも力が入って「もうすぐ頂上だ、頑張れ」と声を掛けながら登っていったことです。まさに「人車一体」という感じでした。また長距離の悪路を走ってサスペンションを追って返った来た車の修理も自分でやりました。

バーハンドル式から今日の車の様なステアリング式まで並ぶオート三輪

自分と苦楽を共にした車たちが車検が切れたからといって処分するのがかわいそうで、車庫に保管したのが収集のきっかけです。

75万キロ走りメーカーより表彰されたベンツ180D

私はもともと東京での大学時代も車が大好きで大学での自動車クラブ・・といっても当時はアメリカ車・ヨーロッパ車の走る姿を見ることが主なクラブ活動でした。だから乗用車に興味を持ったのも当然その頃からでした。

バイクコーナーも

その後乗用車も集めはじめ、トヨタ・日産等の車がそこそこ集まったとき、まわりの協力者に進められて博物館をたてようということになったのが11年前のことです。車の収集で一番苦労したのがいすゞトラック(昭和12年94式6輪式自動貨車)です。山の中に埋もれている話を聞き、クレーンを使って悪戦苦闘して引っ張りだしたことがありました。その他全国に渡り収集を行い現在では展示車両で260台程度、保管庫にも未修復のものも含めて300台程度の車が揃いました。

カタログの展示

何故自動車博物館を創ったかについては、これまでは”車を通じて歴史を知る”・・等といっておりました。しかし最近は、社会構造の変化と親と子の対話が極端に少なくなった様な気がいたします。「親と子」が車を通じて昔を物語り、昔の伝統に触れ、感謝の気持ちや挨拶の大切さ、そして相手の立場に立って考える精神を知ることができれば・・と思うようになりました。古い物の中から昔の生活を知り現在を知ることです。

メルセデスベンツ300SL

例えば昔は贅沢品であった乗用車も、今は生活必需品であるということ等を親と子が語り合う場になれば本当に幸いなことです。題材は何でも良いのですが、車ほど生活に密着した題材は他にないと思います。一人でも多くの人がこの博物館を訪れ、昔を物語り、いつの世も人間の真の姿は伝統文化にあることを自覚し人間らしさを蘇らしてほしいと思うわけです。

トヨタスポーツ800

人気がなく忘れられ捨て去られようとした車でもいろいろな特徴があります。今後はそんな車たちを集めて後世の人たちに見て欲しいと思います。何を感じるかは、その時その人たちの思い思いにゆだねて・・・。

故前田彰三氏像

日本の自動車メーカーの系譜

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