点ければ家でもキャンプ気分 ジェントスSOL144SとSOL244Sの違いと操作方法

最近LEDランタンには「キャンドルモード」という点灯モードが加わってきています。このキャンドルモードは名の通り、ロウソクの様な「またたき」をLEDの点灯周期をコントロールして再現するというもの。

キャンプの一つの楽しみはランタンやキャンドルの炎の揺らぎの雰囲気を楽しむことです。以前のLEDランタンは白色の蛍光灯の様な色で、キャンプの時使っても興ざめで、その雰囲気の為だけに燃費の悪いガスやロウソクを使っている人がたくさんいました。

しかしながら、LEDのキャンドルモードはロウソクと同じ暖色でコンピューター制御のまたたきが再現され、キャンプの「雰囲気」をちゃんと演出してくれます。

つい先日までこのキャンドルLEDはとても高価に売られていましたが、このところになって安価な3000円程度のLEDランタンにも搭載されるようになったのは喜ばしいことです。

ソロツーリングに便利な単四を使ったモデルでキャンドルモード搭載しているもので探すと、コールマンの「ノーススターミニチュアLEDランタン 」とジェントスの「SOL144S/SOL244S」が見つかりました。

ノーススターミニチュアLEDランタンはホヤがついており雰囲気という観点ではよさそうなのですが、光量がやや低すぎるのと、単4電池が3本なのが不便そうです。(世の中の大抵の単4電池は偶数で売られています!) なので、今回は単4が丁度4本の仕様のSOL144Sを購入して、「雰囲気」という観点でレビューしてみます。SOL144SとSOL244Sの違いは色だけのようです。

開けにくい箱を開封

パッケージはPCパーツによくある二枚重ねの樹脂で、なかなかの開けにくさです。中の製品とは関係ないのですが、これを正しく開ける方法をメーカーの人に見せてもらいたいくらいです。大きめのはさみで切り込みをいれて満身の力でバリバリと開封します。

点灯モード切り替え方法は独特

点灯モードは「Hi-Lo-キャンドル」の3つなのですが、切り替え方が独特なので説明書を見ないと始めての人は多分わかりません。

ボタンは1つ。まず点灯させるのは「長押し」です。消灯は「短押し」。ここは鞄の中で勝手に点いたりするのを防止する為でしょう。

そしてモード切り替えは「点灯させてから2秒以内に」短押しです。この2秒以内というのがポイントで、この期間であれば点灯モードがHi-Lo-キャンドルとトグルします。

ちょっとわかりにくいですが、そこまでしてでも消灯をワンタッチにしたかったのはある種のこだわりでしょう。確かに消灯はすぐに行いたい事が多いため、よく考えられた設計だと思います。

カラビナで吊るせる

背面にはカラビナがついており、ノーススターのように吊るすことができます。カラビナフックなのでテントの天井リングにも無加工でつけられそうです。

カチッとロック

カラビナは中央になるようにロック機構がついています。この独特の形状が配光の影をつくりません。「影がまたいいんだ」という人もいるでしょうが、実用性という観点では優れていると言えそうです。

家でもキャンドルモードでキャンプ気分

キャンドルモードは、マイコンで点灯消灯を高速で制御している為、人によっては点滅している様にみえるかもしれません。またたきの制御はランダムで単純な周期で強弱しているわけではなさそうです。ただ、本物の灯と比べたら、ややわざとらしさも否めない感じはします。

ただ、それ以上に安全な電池で、ここまでキャンプの炎の雰囲気をだせるというのは感動しました。引火の心配が無いのでテントの中ではもちろん、自宅でくつろぐ時にも使えそうです。

試しませんでしたが、完全防水で水にも浮くので、お風呂で使ったりするのも面白そうです。

対してHiモードの光量は十分明るく直視しにくいくらい。それでもグループにはちょっともの足りませんが、ソロの炊事程度には十分過ぎるくらいの明るさで普段はLoでよさそうです。暖色も炎に近い色で、家庭用の3000kのLEDソケットと比べてもさらにオレンジ色がかった色味です。

消灯時にはフェードアウトする演出もあります。

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