スーパーカブにスマホ充電用USB電源ポートソケットを取り付ける方法

ここではスーパーカブにアマゾンで買ったスマホ充電用USB電源ポートソケットを取り付ける方法を紹介します。

スーパーカブは実燃費50km以上と、同じ50kmを走るなら自転車で疲れてペットボトルを買ってしまうよりよっぽど安く移動出来る節約ファン必携の乗り物です。欠点はUSBが無いこと。そこでアマゾンのUSBソケットを取り付けてみたのでその方法を紹介します。ノーブランド品を利用して電源はブレーキのラインからとりました。

概要

アマゾンを「バイク USB」で検索するとたくさんの製品が出てきます。どれもほとんど中身は同じなのですが、電圧計がついていたり12ボルトの車用シガーソケットが付いていたりと様々。

今回選んだのは電圧計とミラーの根元に装着できるものにしました。12ボルトのシガーソケットは使うあてがないのと、万が一充電がされなくなった時に充電ケーブルが悪いのか、USBソケットが悪いのか、そこまでの配線が悪いのかがすぐにわかるからです。

ノーブランドが心配な方はデイトナからも発売されていますのでそちらをどうぞ。取り付け方法はほぼ同じです。

スーパーカブの電源のとり方

メーターの裏側のコネクタから電源をとる

まず、バイク側から電源をとる必要があります。スーパーカブの場合はメーターの裏から取るのが簡単です。

配線はこのブーツの奥

この例はJA10プロなので、配線は外側のブーツの奥にあります。他の車種でもメーター裏まで分解できればそこから電源をとることができます。

黒に灰色マークの線から

車と違ってアクセサリー電源がありませんので、ブレーキの電源からとります。そうすることでバイクのキーと連動させることができます。バッテリー直にとった場合はUSBソケット側にスイッチが必要となります。今回のUSBソケットは背面スイッチもあるのでバッテリー直付けも可能なタイプです。

スーパーカブJA10の場合は、この黒に灰色マーカーの線がブレーキの電源です。その他の車種の場合もネットで検索するとブレーキラインの場所が出ているので間違えないようにしましょう。

分岐は車用の挟み込むタイプのものは狭すぎて使えないのと、断線の危険性があるので、一旦カットしてY字型ギボシで取り出しました。

ちなみにギボシと電工ペンチはホームセンターでセットで2000円程度で売られています。

電源ラインのギボシは事故のないようにメス(差し込まれる側)にしておきましょう。

キーのオンオフと連動して電圧が12ボルトになるか確認

テスターをフレームと、その線にあててみてキーと連動して12ボルトになれば正解です。このテスターもホームセンターで手に入ります。

スーパーカブのグランドライン(アース)のとり方

グランドはこのフタをあけてフレームから

もう一つ、グランドライン(アース)も取らなければいけないのですが、メーター裏は狭いのでフレームから取り出します。足元のカバーをあけてみます。

コンビニフックの裏にU字でとめる

コンビニフックの裏にちょうどよい場所がありました。すこしコンビニフックを緩めて、メーター裏から一本ケーブルを落とし込んで先にU字かO字のコネクタをつけてコンビニフック裏にともじめします。

テスターを抵抗モードにしてグランド線とハンドルのボルトで0オームを確認

テスターを抵抗モードにして、他のフレームのボルトなどと、今取り出した線の間がゼロオームになっていることを確認してください。

グランド線と分岐した電源線の電圧が12ボルトでキーと連動することも確認

最後に、取り出した2つの線の間がキーと連動してテスターを電圧モードにして12ボルトになれば配線の取り出しは完了です。グランド側の先にはオス(差し込む方)のギボシを電工ペンチで圧着しておきます。

スーパーカブ用USBポートのとりつけ

アマゾンノーブランド品のバイク用USBポート

アマゾンのノーブランド品のバイク用USBポートは簡易的なパッケージで送られてきます。

ステーが2つついておりミラーにもつけられる

ステーが2種類、ハンドル用とミラー用がついてきており、好きなほうに取り付けられます。本体がステーから取り外せるので、作業性もよいです。ヒューズの予備が2つついてくるのも親切ですね。

最初から付いているカプラは切って捨てる

最初はコネクタがついていますが、これは切ってしまって先程と同様、ギボシにします。この手の製品は数年で壊れたりするので、再度買い換える時にギボシの方が楽だからです。

ギボシを圧着

USBポート側のギボシを圧着します。バイク側と反対に、電源側はオス、グランド側はメスにします。ここまで出来たら先程のバイク側のギボシに2本を差し込みましょう。

スーパーカブ用USBポートのテスト

テスト接続。電圧計が内蔵されているのでわかりやすい

キーをオンにします。この製品は電圧計が付いているのでわかりやすいです。12前後になっていればOKです。

もし異常に低かったら接続が緩かったり圧着に失敗している可能性がありますので、一本一本テスターで電圧を確かめましょう。

もし電圧計が無い製品の場合はスマホを差し込んでテストすることになります。

USBでスマホにも接続。充電されていることを確認

スマホにUSB接続。ちゃんと充電されています。電圧が問題ないのに充電されない場合はケーブルかUSBポートの不良の可能性があります。まずケーブルをかえてみて同じ状態なら販売者に問い合わせてみましょう。

電圧計が無い製品の場合はこの判別がしにくいのが難点なので、購入するUSBポートはできればこのような電圧計付きをオススメします。

スーパーカブにUSBポートを装着

ハンドルの場合は厚めのゴムをかませる

この製品は太いハンドルにも対応出来るよう、厚めのシリコンゴムが付いてきました。太いハンドルの場合はカットするのですが、スーパーカブプロの直径22.2mmハンドルの場合はカットなしでピッタリでした。

スイッチがあるので使わないときはOFFにできる

完成です。背面にスイッチがあるのでスマホにUSBがささっていても充電をとめることが出来ます。ずっと充電しながらだとバッテリー寿命に良くないので、こういった機能も嬉しいですね。

ケーブルはタイラップで束ねる。断線しないように束ねる用と固定用の2本使うといい

最後に余ったケーブルはタイラップで束ねて適当なケーブルにとりつけます。断線しないように、タイラップは2つ使って、束ねる用と固定用に分けてください。

またハンドルをいっぱいにきってみてケーブルに余裕があるかも確認しておきます。

充電しながら走れるようになった。マウントはミノウラ

これで充電しながら走れるようになりました。スマホのホルダはミノウラのスマートフォンホルダーです。自転車用のホルダーで安価なものも売られていますが、バイクは振動が強いのでしっかりしたものを選びましょう。ミノウラのスマホホルダーは強く抑えることができ、国産で作りも頑丈なのでおすすめです。

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