分解不要!Macbookのキーボードが外れたけど3分で自分で修理したその方法(キーキャップ/キートップ交換)
MacbookAirやAppleWirelessKeyboardのキーは酷使してると中のパンタグラフが段々すり減ってきて最後にはポコッと勝手に脱落してしまいます。バタフライキーボードの欠点ですが使い勝手はいいので長く使いたいものです。ここでは簡単な治し方を紹介します。
用意するもの
- 爪楊枝(ペン先やニードルなどなんでもOK)
- 交換用キーボード
交換用キーボードと聞いて「分解が必要では?」と心配になるかと思いますが、分解せずにキートップのみを外してつかうのでとても簡単です。価格も新品で2500円程度から。ドライバーすら不要です。
交換用キーボードの入手方法
AmazonやYahooオークションで互換品の新品が簡単に手に入ります。以下の様なものです。これらは純正と違いバックライトがなかったりしますが、キートップだけ使うのでまったく問題なしです。
ちなみにヤフオクのジャンクのキーボードは劣化している可能性があるので避けたほうがいいです。
手順1 キートップを完全に取り外す
外れるパターンは2種類あり、上の写真のようにパンタグラフ(白いプラスチックの部分)ごと外れた場合はそれでOKです。
もう一つ、パンタグラフは残って本当のキーのフタだけ外れるパターンもあり、その場合は爪楊枝をパンタグラフの付け根にねじ込んで元のパンタグラフを外します。金属爪で引っかかっているのでよく見ながら爪楊枝の先をいれるとポコッと外れます。
手順2 交換用キーボードから必要なキートップを取り外す
交換用がバックライトなしのキーボードでもまったく問題ありません。
裏側はこんな感じで金属の隙間からパンタグラフが見えます。
必要なキーを見極めて裏側から爪楊枝(写真では金属ニードルで代用)でパンタグラフに力を入れると簡単に外れます。外れない場合は金属爪の引っ掛かりをよく見て差し込むようにしましょう。
手順3 位置をあわせる
キーが外れたMacbookに新しいキーをおき、位置をぴったりあわせます。この手順は結構重要でずれるとはまりませんし、あんまりずれていたらパンタグラフを痛める可能性もあります。
手順4 真っ直ぐに押し込む
位置をぴったり合わせたら垂直に押し込みます。ここではペン裏を使いましたが指でも大丈夫です。
「パチッ」とすぐにはまります。
もしすぐにはまらずに違和感を感じたら一度外して手順3の位置合わせからやり直してください。ずれている可能性が高いです。
完成!
たったこれだけです。慣れたら3分もかかりませんし、交換用キーボードにはたくさんキーが余っているので他のキーが消耗して取れてもまた移植することが出来ます。実際良く押すAIUEOのキーから順番に外れてきます(笑)
補足
厳密に言えば、バックライトなしの交換キーボードのキーキャップの透過率は微妙に少ないので、もうひと手間かけてパンタグラフだけを移植するのが理想です。あと同じキーが再び壊れた場合。
外したパンタグラフをよく観察したら簡単にキーキャップから分離出来ることがわかるので、慎重にやれば難しいことはありません。
本当はパンタグラフだけたくさん入って数百円で売ってればいいんですけどね(笑)
まとめ
そんな感じでMacbookやAppleWirelessKeyboardののキーは消耗品なので外れた時の治し方を紹介しました。
外れる前にもなんかキーが浮いてる感じがするなーという兆候があるので、そうなったら転ばぬ先の杖でヤフオクなどで交換キーボードかジャンクキーボードを入手しておいたほうがいいと思います。
ちなみに分解しての全交換はハーネスを触って再起不能になる可能性があるのでやめたほうがいいです。バッテリー交換より更に難しいです。コーヒーをこぼした時は素直にAppleに依頼しましょう(笑)