4万円の製品に匹敵する性能のような気がする格安ロボット掃除機ニトリM-H298
ルンバ770も持っているのですがあまりに便利で階ごとにロボット掃除機が欲しくなり、安いものを買い足しました。
1台目の4万円のルンバに対して2台目はわずか1万5000円の格安ロボットクリーナー。ニトリのM-H298です。
ニトリのロボット掃除機には現在3種類あります。AIM-RC07とXR210、そしてこのM-H298です。3世代ある内の2世代目になります。
AIM-RC07は自動充電がついていない1万円以下のモデルでM-H298は充電ベースによる自動充電がついたモデルです。
1万円以下の他機種と比べてもおもちゃっぽさは少なく、しっかりとした造りであることが見て取れます。
3つのボタンがあるのみのとてもシンプルなインターフェイス。赤外線リモコンもついてきますがマニュアルでの前後左右が加わっただけのもの。
充電ベースを探させるにはLボタンを押しながら電源をONにする必要があります。忘れやすいので覚えておきましょう。AUTOボタンは充電完了後にLを押したのと同じ動作になります。
ベース自体には時計合わせやタイマーあわせのボタンがついています。タイマーで毎日決まった時刻に掃除させる事が出来ます。時計は曜日まであわせられるのですが、タイマーは毎日しかできません。
汎用の液晶パネルを使ってる様で、タイマーのON/OFF表示は数字の1と2が対応しています。
ボタンLは60分間電池が無くなるまで動くモード。最後に充電ベースに戻ってきます。MとSはそれぞれ30分と2分間の運転。充電ベースには帰ってきません。常に充電しておきたいのでMとSでも帰ってくる仕様にしてほしい所です。ちなみにMボタンの対象の部屋の大きさは20㎡程度。12畳くらいです。
動作パターンは単純でルンバに非常に似ています。最初はその場で旋回し壁に当たると逆旋回を繰り返し部屋の隅から掃除を始めます。
一定時間後に直進運動に切り替わり大まかな場所を移動して上記の動きを繰り返します。連なった部屋は扉かバーチャルウォールで分けてそれぞれ動作させた方が結果的に効率がよさそうです。
段差検出もついており落下する事はありません。また壁への当たり方もソフトなので一部のロボット掃除機の様に壁が壊れそうになることもなさそうです。
電気コードには絡みやすいので、掃除前にはかならずどかしておきましょう。椅子やテーブルの足は大丈夫そうです。
ゴミカードリッジは奥まで差し込むタイプです。取り外しも簡単で中のホコリ屑も振れば簡単に落とす事ができます。なお、カードリッジの他にもゴムモップやブラシがあるので定期的に掃除する必要があります。
お値段以上をうたうニトリ製品なだけあって格安掃除機の値段で数万円レベルと特に遜色はありませんでした。それでもロボット掃除機は万能ではありません。ボタン一つで一階丸ごときれいにしてくれることは期待せず、あくまで手動掃除機で本格掃除をすることを前提に、その間のホコリ取りはロボットでといった使い方がよいと思います。そしてなにより、部屋がルンバラブル(ロボット掃除機が引っかからない様に床に物が置かれていない状態)になることが何よりの利点だと思います。
ニトリのロボット掃除機の最新版ルノンXR210はフローリングモップと大型ダストボックス付のモデルです。壁センサーもついておりさらに進化しているようです。