珍スポット宮島峡の12体ヴィーナスの位置コンプリードガイド（富山県小矢部市）
富山県小矢部市はメルヘンの街として良く知られ、その子撫川ぞいの宮島峡には12体のビーナス像が隠されて（？）います。有名な彫刻や絵画をもとにしたブロンズ像で、1つを除いては裸婦像です。森の中にこつ然とヌードの女性が立っているので知らないとちょっとびっくりします。
そんな宮島峡の12体ヴィーナス、道ばたにある見つけやすいものから、ちょっとわかりにくいものまで様々です。ここではそんな全ヴィーナスをコンプリートする物好きの方々の為に一緒に案内しようと思います。
ナビがある場合は宮島温泉 滝乃荘を目標にしていくとよいでしょう。国道8号線から富山県道74号線を進むと滝乃荘の手前に1体目の紺碧の像が見つかります。
像の傍らには同じく宮島峡の象徴である一の滝がありますので足を運んでもよいでしょう。そのまま遊歩道を使って水辺の像のある二の滝まで行く事もできます。
遊歩道を進むと幅の広い迫力のある二の滝が目に入ります。
水辺の像は少々わかりにくい場所にあります。川の反対側を注意して見てみてください。
対岸にへこんだ場所があり、そこに水辺の像がたっています。チェックしたら階段を上り再び県道に戻りましょう。しばらく進むと竜宮淵の案内板がありますので、左に徒歩で進みます。
竜宮淵は湿度の高い日は雲が重なりファンタジックな雰囲気に包まれます。しばらく情緒を堪能したらまた県道に戻り先に進みましょう。
次の泉陽の像は見落としやすいので注意が必要です。右手に鉄塔があるくぼみがあるのが目印です。
それぞれの像には説明書きがあり、基にした彫刻について記されています。またそれぞれにちなんだ俳句の碑もならんで建っています。
湖畔の像と潮汐の像は子撫川ダムぞいに立っていますのですぐに見つかります。どちらも基ネタは不明です（情報があればお願いします）。
ルーブル美術館にある有名なミロのヴィーナスです。ダムからしばらく進んだ分岐の高台にあります。
分岐を左手に進むと左手に朔望の像と清風の像が見つかります。道は徐々に細くなってきますが、ここまできたら後に引けない感が起き、なかなか危険な雰囲気です。
再び分岐地点。分岐の高台に3体1組の山渓の像が見つかります。ここからが注意が必要です。案内地図によればこの辺りから左にまがることになっており、しかも実際の地図でも左側に道があり、案内地図と似た様な道の形になっています。しかしこれはトラップなのでここで左に曲がってはだめです。紛らわしいのですが、一つ先の道のほうが正解です。キャンプ場への案内看板が目印です。
細い道はやがて終点になります。ひろいキャンプ場の駐車場。そして右手を見上げると、
今までのヴィーナスとは明らかに異なる、巨大な女性の上半身が目に入ります。
しかも服まで着ている浮きっぷりです。そう、この聖眸の像のモデルはダヴィンチの「モナリザ」。そういえば小矢部市のクロスランドにもダヴィンチミュージアムがありますね。
さあ、あと一息です。最後の一体はどこにあるのでしょう。地図によれば聖眸の像のすぐ近くにありそうです。モナリザの前の細い道を徒歩で上っていきます。左手に洗い場設備があるのでその脇を入ります。
上りきると一見行き止まり。右手には急な壁。どこにあるんだろうとその急な壁の上をのぞくと、、
なにかの突起物とその傍らにはどこかで見た石碑が。そう、この最後の像はこの急壁の上。ラストスパートです。
この、だんだん探索難易度があがっていく配置設計がなんともいえません。最後の像はビーナスの誕生です。横の看板は倒れてしまっています。汗だくになりながら生誕の像が見ている背後を振り返ります。
目に入ってきたのは山の上からの小矢部のすばらしい町並み。山肌を吹き上げてくる風が気持ちいいです。沸き上がる何とも言えない充実感を感じながら宮島峡ヴィーナス12体目の横でしばし時を忘れます。
参考ブログリンク
依頼
どなたか機会があればそれぞれの像の横の案内看板と石碑の写真を撮って来てくだされば幸いです。案内看板は欠落している場合があります。
