DDタープの各張り方で必要なポール・ペグ・ガイロープ数のまとめ
目次
DDタープとは
DDタープとはDDハンモック社から発売しているタープの名前です。特徴は周囲16カ所、内側に3カ所のフックがあり折り紙の様にいろいろな張り方が出来ることです。
サイズは代表的なもので3mx3m・3.5mx3.5m・4mx4mの3種類があります。
選び方としては、ソロの場合で、クローズしなくていいのであれば取り回しがいい3x3を、
ソロでクローズもしたいのであれば3.5x3.5を、
2人以上やソロでもコットを入れたい場合は4x4を選ぶとよいでしょう。
考え方としてはクローズ時の就寝スペースがマンタフライやAフレームクローズなどの2コマ使う張り方の場合、ガイドの間が4つ並んだ内の2つ分の幅になるので、それが自分の身長に対してどうかというのが判断材料となります。たとえば3.5mの場合はそれに2/4を掛けて1.75mのスペースが就寝サイズになるということです。3mの場合は1.5m、4mの場合は2mといった具合です。
一般的なコットは1.9mあるので、ソロの場合でもマンタフライにコットを入れたい場合は、3.5x3.5のの場合の175cmでは足りませんので4x4が必要となります。具体的この2コマ2メートルが必要になる張り方は、このマンタフライ張り、Aフレーム接地クローズ張りが該当します。バップテント(マンタフライのクローズ状態)を作る場合も同様です。
もしご自身の身長が175cmを超える、もしくはコットやマットが175cm以上の場合で、タープ泊を検討されている場合は4x4をお勧めします。
DDタープ各張り方に必要なポール・ペグ・ロープ数
DDタープの有名な張り方に対するポール数、ペグの数、ロープの数、その他カラビナやエンドキャップの数を一覧しました。220cm/230cm/240cmの様に書いてある場合は、3x3は220cm、3.5x3.5は230cm、4x4は240cmと読んでください。
名称 | ポール | ペグ | ロープ | その他 |
---|---|---|---|---|
ダイヤモンド張り | ポールx1(220cm/230cm/240cm)・サブポールx1(1.2m程度) | 6本 | 2本 | |
ビークフライ張り | ポールx2(160cm/185cm/210cm)・サブポールx1(1.2m程度)(150cm/175cm/200cm) | 6本 | 3本 | カラビナx2 |
ステルス張り | ポールx1(約125cm/約140cm/約155cm)・サブポールx1(1.2m程度) | 8本 | 4本 | エンドキャップ |
パスファインダー張り | ポールx1(150cm/175cm/200cm)・サブポールx1(1.2m程度) | 9本 | 4本 | カラビナx1 |
アディロンダック張り | ポールx2(150cm/175cm/200cm)・サブポールx1(1.2m程度) | 6本 | 3本 | |
ピラミッド張り | ポールx1(約130cm/約155cm/約175cm) | 4本 | 0本 | エンドキャップ |
Aフレーム接地オープン張り | ポールx2(150cm/165cm/175cm) | 8本 | 4本 | |
Aフレーム接地クローズ張り | ポールx2(150cm/165cm/175cm) | 8本 | 2本 | |
Cフライ張り | ポールx2(130cm/140cm/160cm) | 8本 | 6本 | |
ビークティピー張り | ポールx1(115cm/130cm/150cm)・ポールx1(150cm/180cm/190cm) | 8本 | 4本 | |
ペンシル張り | ポールx1(115cm/130cm/150cm) | 8本 | 0本 | |
パップテント張りクローズ | ポールx2(150cm/165cm/175cm) | 8本 | 2本 | |
パップテント張りオープン(マンタフライ) | ポールx4(150cm/165cm/175cm) | 12本 | 6本 |
張り方はYoutubeに上の名前をコピーペーストすればわかりやすい張り方の説明を見ることが出来ます。
※追加してほしい張り方や数の間違えがあればX(Twitter)でメッセください。
DDタープにおすすめのポール(車編)
ロゴスプッシュアップポール103cm:105cmから250cmまで34段階選べます。
ロゴスシステムロックポール96cm:90-230で5cm刻み。エンド付きです。
DDタープにおすすめのポール(徒歩バイク編)
ロゴスのポールはよいのですが、小さくしたときでも90cmあるので徒歩やバイクではちょっと厳しいです。
これらの場合は、細かく分割できるDoDのコンパクトタープポールが使えます。太さ19mmで71/104/137/170/203cmで調整可能です。収納時は40cmになります。
予算が許せばカーボン伸縮ポールもおすすめです。こちらは無段階調整できるのでタープをきれいに張ることが出来ます。収納時は43cmです。
特にステルス張りやビークティビーの様に内側にエンドキャップを付けて立ち上げる場合、なかなかぴったりにはなりません。なので2本は不要ですが、少なくとも1本は伸縮式を持っておくことをお勧めします。
アルミの組み合わせ品でも調整できるものもあります。やや調整幅は限られますが安さと堅牢さでおすすめです。
DDタープにおすすめのペグ
低いテントなら20cm程度のペグで十分ですが、DDタープは風の影響を受けやすいので適正なペグの長さは25-40cmと言われています。数は先ほどの表より12本あれば十分でしょう。素材は軽くて頑丈なチタン、また暗い時も撤収が容易な反射ロープ付きのものがおすすめです。
トレッキングポールでDDタープは張れるか
登山をするのであればトレッキングポールでポールの代用になります。
例えば手持ちの伸縮ポールは68cm-110cmの長さになり、石づきもありキャップも不要でした。この長さであればメインポールにはちょっと短いですが後ろを引っ張って広さをだすサブポールとしては十分な長さを出すことが出来ます。
他にもツーリングテントのおまけでついてきた前室ポールも110cmとサブポールとしては十分に使える長さでした。
このように広さを出すためのサブポールは代用品があったり現地で木をひろうなど代用は十分に可能です。
最後に
DDタープは1枚あればそれだけでテントの様にも使うことが出来ます。虫のいない時期はそれだけで、虫がいる時期は蚊帳を入れてテント替わりに使うことも。
蚊帳はポップアップ式がお手軽で人気です。
吊り下げ式もありこちらは携帯性が高いのがメリットです。
タープテントはクローズにしても地面はむき出しなのでコットがあると虫や温度を防げてより快適です。VENTLAXのものがコスパもよく定評です。
DDタープは、その携帯性や性能もさることながら、なにより設営作業自体が楽しいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。