楽天モバイルでiMessageを電話番号で使う方法
楽天モバイルにeSIMでMNPしたけどiMessageがSMSになってしまうという方に解決方法をお伝えします。
楽天モバイルの問題点
楽天モバイルに一般的なMVNOと同じ感覚で加入してしまうのはちょっと危険です。
というのはエリアがパートナーのAU回線と楽天モバイル回線のスイッチ方式になっており、AU回線エリアではSMSが到達しません。
そこで解決手段としてあるのがRaktenLinkというアプリ。
楽天モバイルではまず利用者が自社圏内かどうかを判断して圏外だった場合はSMSを送信せず、このRanktenLinkアプリと通信してSMSの代わりの情報を送ります。
そしてRanktenLink内のチャットメッセージとしてそのSMSが表示される、という仕組みです。
こちらでもちゃんと通知されるので実際は問題ないのですが、iPhoneだと標準のMessageアプリにSMSが出てこないので最初ちょっとびっくりします。
なのでRakutenLinkは楽天モバイルで使うには必須のアプリなのです。
SMS自体は送るほうからみれば相手は単なるキャリアなので問題ありません。2段階認証もちゃんと使えます。
ただ、問題がでてくるのがiMessageなのです。
iMessageの仕組みと楽天モバイルでの問題点
iMessageは相手の電話番号がAppleIDと紐づいているか判断して紐づいているならSMSを送る代わりにiMessageの情報として送ります。これはかなり便利で相手の電話番号さえ分かっていればSMSで送れない情報や既読確認などもできます。
ただ、楽天モバイルでパートナー回線状態では、iPhoneが自分電話番号を認識しない為、このiMessageが電話番号で送れなくなるのです。
もちろんセキュリティのため、ちゃんとその電話番号のiPhoneかどうかを判断しているためです。
iPhoneでパートナー回線状態か楽天モバイルかの判別法
iPhoneでパートナー回線状態か楽天モバイルかを判断するのは簡単です。
電話アプリで「3001#12345#」に電話するのです。するとiPhoneがそれを認識して解析モードに入ります。
英語で様々な情報が出るのですが見るのは1つ、ServingCellInfoのfreq_band_indの値です。これが18だとAU、3だと楽天モバイルにつながっています。
これを見てパケット使い放題かどうかを判断するといいでしょう。
楽天モバイルの地図の範囲内でも意外とAUをつかんでいたりします。
楽天モバイルiMessage問題の解決法
用意するものは「MNP前に使っていたSIMカード」です。これがない場合は残念ながら終了です。eSIMではなく物理SIMの場合も残念ながらできません。
これを使えないのはわかっていますが、SIMスロットに挿しておくのです。
するとiPhoneでは使えないとはでるのですが、たしかにその電話番号のSIMが装着されていることは認識してくれるので、ちゃんとiMessageでその電話番号と関連付けてくれます。
一応設定の回線表示には2つでますが、こちらのSIMのほうはOFFにしておいて大丈夫です。
ということで、これで問題なく依然と同じく電話番号iMessageが使えるようになります。
まとめと注意点
ということで楽天モバイルにeSIMでMNPしたが番号iMessageが使えなくなった、という人はすべての設定が終わった後に前のSIMをそうちゃくすることで番号iMessageが使えるようになります。
注意点としてはキャリアの規約によってはSIMが貸与品で解約後返却しなければいけないという場合があることです。返せと言われたなんて聞いたことありませんが、念のため確認して自己責任で行ってください。