【陸路で大陸横断】シベリア鉄道で北京からアフリカモロッコまで1(準備編)

Wikipediaより

鉄道だけを使って飛行機を使わずに中国からアフリカまで大陸を横断した時の記録日記です。これからシベリア鉄道やユーレールを使ってユーラシア大陸を横断を計画している方の参考になれば幸いです。

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序章

「シベリア鉄道はよかったよ」

きっかけはフィリピンに住む日本人の知人からの一言。昔の仕事で知り合った方でなんと職業はパイロット。仕事上ではわずかの時間しか接点が無かったのですが、とても物知りかつ飛び抜けた発想にひかれ、遠方ですが今でもメールをやり取している仲です。

そんな世界中を飛び回っている方の一言はシンプルですが説得力があります。名前位しか知らなかったシベリア鉄道ですが、興味が湧いてきました。

シベリア鉄道は格安航空券の無い時代は貧乏旅行の定番手段だったそうです。時代は変わって今では価格は逆転。それでも約一週間の電車の旅は今でも旅人を魅きつけます。

この名前は正確にはロシアの西端ウラジオストクからヨーロッパ側の首都モスクワまでの路線を指します。

しかし世界的に旅行好きが選ぶルートは北京発モンゴル経由のモスクワ行き。こちらはトランスモンゴリアンレイルウェイズでいわば「モンゴル鉄道」というべきでしょうか。

3カ国をまたがって国境を通過し、その間食堂車や台車の交換があるなど旅人にとってウラジオストク線にはない魅力があります。

ここでは筆者が2015年にシベリア鉄道を使いヨーロッパそしてアフリカの入り口であるモロッコまで行く過程を日記として綴ります。

準備編

ウラジオストク発と北京発の価格の違いについて

ウラジオストク発も北京発もそれぞれ3段階のクラスがあります。一番安価なクラスを比べるとなんと北京発はウラジオストク発の倍の価格。

どうして高いのかなと思いますが、ウラジオストク発の3等は開放型と呼ばれ、扉が無く6人が3段に寝るタイプ。対して北京発は3番目のクラス(Hard Sleeper)でも個室になっており4人で一つのコンパートメントになっています。どちらかというとウラジオストクの2等に近い感じです。なので、価格差はそこで納得できます。

北京発のシベリア鉄道の予約

ロシアの鉄道予約サイトはいくつかありますが、北京発を扱っている所は限られている様です。筆者は北京のcits.netで予約しました。選んだ理由はチケットの受け取りがホテル送付では無く、直接citsのオフィスに受け取りに行くタイプであったこと。自分でとりに行くのが一番トラブルが少ないですからね。

サイトからinquiryすると1日で担当からメールが来ました。大丈夫と返信するとペイパルのリンクが送られて来るのでそれで支払えば確認書をpdfでもらえます。それを印刷して北京オフィスに持っていけばOKです。

北京で迷わない様に、日程は1日余裕をもって北京へは月曜日着にしました。(2015年現在、北京発モスクワは毎週水曜日のみ)

座席は一番安いHardSleeperにしました。

ビザ

ロシアに滞在するにはビザが必要です。このロシアのビザはなかなかのくせ者です。単純に「xx月xx日からxx月xx日までビザください」ではとらせてもらえません。簡単に言うと「全旅程のホテルをロシアの旅行代理店で予約し、その予約した証明を招待状として提出した上で、その宿泊の範囲でビザを申請」する必要があります。目的としては入国する旅行者の位置を完全に管理する為の様で、この方法でとったビザでの旅行者はすべてホテルから滞在届が政府の方に提出されます。

つまり、行き当たりばったりでホテルを決める自由旅行が出来ないという事です。

そこで疑問になるのは宿泊しない場合はどうなの?ということです。これについては鉄道を予約した場合、その代理店が招待状(予約証明書)を発行してもらい、それでビザ申請することも出来る様です。実際にこの方法で申請が通った例もあるそうです。

そんな面倒なロシアビザには(公式の)抜け道もあります。ある方法を使えば自由旅行は実際、出来てしまいます。

それが「空バウチャー」と呼ばれる方法。詳しくは検索して頂きたいのですが、これはそれを扱う日本の代理店に料金を支払い作成してもらうか、自分でロシアのバウチャー発行業者からバウチャーを入手して自分で大使館に持って行く方法があります。

どちらも多少コストはかかりますが、それに見合った自由を得られることができます。リスクもありますので使う使わないは自己責任で。

筆者は大使館がない都市に住んでいるので代行の手間も考え国内のバウチャー発行会社に頼みました。パスポートはレターパックで送ります。料金は2週間コースが一番安いのですが、実際は4週間以上余裕を見た方が待っている間気持ちよく過ごせると思います。パスポート用の証明写真を一緒にパスポートにつけて送ります。期間はビザの期間より遅く入国・早く出国する分には問題ないそうなので最長の30日でお願いしておきました。

現金

少なくとも人民元・ユーロ・ルーブルの3通過が必要です。人民元とユーロは空港でも手に入りそうなのですが、ルーブルは電車で入国する為、両替するタイミングがありません。

他の方のブログを調べると以下の方法がある様です。

  1. 日本で予め両替
  2. 北京の中国銀行で両替
  3. イルクーツク駅で停車時にATMでキャッシング
  4. 食堂車でドルと両替

ロシアはほぼ通過するだけなのと、食堂車や車内販売はドルユーロが使えるみたいなのでルーブルは要らないかなと思うのですが、駅などで停車時に売っているものを買ったり、モスクワ内での移動では使いそうです。(モスクワまで着いてしまえばモスクワ駅のATMという手もあります)

3は一番無駄が少なそうですが、停車時間が20分程度でATMにカードが飲み込まれるリスクもある様でちょっと危険そうです。2と4は多分問題ないのですが言語の問題でトラブルにはなりたくありません。

結論としては、少額しか必要ないので日本で両替することにしました。全国のトラベレックスで取り扱いがある様です。以下の額を交換しました。ギリギリですがなんとかなるでしょう。

モスクワからヨーロッパへの抜け方

モスクワから陸路で西に向かうルートは大きく分けて4つあります。

  1. 西ベラルーシのミンスクからポーランドに抜ける方法(最短)
  2. 南西のウクライナのキエフからルーマニアやハンガリーに抜ける方法
  3. サンクトペテルブルグまで行ってから北西のラトビア・リトアニア・ポーランドに抜ける方法
  4. サンクトペテルブルグから北欧のフィンランドヘルシンキへ抜ける方法

単純に地図や路線図を見ると1のベラルーシが最短で電車も多いので一見、簡単そうなのですがちょっと厄介な事があります。それはベラルーシは通過でもビザが必要なことです。日本からの取得自体は無料なのですが、大使館にパスポートを持って行かねばならず、時間的にあきらめました。

2や3は面白そうなルートではあります。4はそのまま北欧に抜けるルートでそれも楽しそうです。

結局筆者は4のヘルシンキ行きにしました。理由はモスクワから直通の寝台列車トルストイがあり、K3がモスクワについたその晩23時からすぐに出発できることです。

トルストイは後述するレイルヨーロッパや代理店でも予約出来ましたが、直接VRのページでE-Ticketの購入ができました。

ユーレイルグローバルパス

さて、フィンランドまで行くともうEU圏です。シェンゲン協定により国境は自由に行き来できます。ヨーロッパの主な交通手段は飛行機・電車・バス。近年LCCにより飛行機がずいぶん安くなり、またバス網も大都市間を結びこちらも安価。

しかし、ヨーロッパ旅行といえば鉄道と呼ばれるくらい、鉄道旅行は未だに定番の方法の様です。飛行機と比べた利点は景色を楽しめることでしょう。点の旅行ではなく線の旅行が楽しめます。バスと比べた利点は渋滞が無く予定が組みやすいこと、快適性(横になって宿泊も出来る)が比較的高いことだと思います。

バスも鉄道も周遊向け乗り放題パスが存在します。バスはユーロパス。こちらは国境をまたがなければいけないルールがありますが、電車の約1/3の価格です。鉄道の周遊パスはユーレイルグローバルパス。これは日本で言う特急レベルまで乗り放題になる強力なパスです。高速列車(新幹線レベル)や寝台は追加料金が必要ですが、それでも長距離を移動するには得だと思います。裏を返せば、のんびり短距離を移動して滞在を繰り返すスタイルには不向きです。

特急レベルも乗り放題と書きましたが、実際はユーレイルグローバルパスで乗る場合、「予約」が必要な列車もあります。この場合はわずかですが予約料金が徴収されます。

鉄道旅行に絶対必携なのはトーマスクックと呼ばれる時刻表。これがあれば行きたい路線から必要な鉄道を探す事ができ、また前述の予約が必要かどうかも一目でわかります。鉄道乗り継ぎはWebサイトでも検索できますが、予定をたてるにはやはりトーマスクックの方が向いています。モバイルデバイスのバッテリが切れるリスクもありますので、そういった意味でも本は安心です。

ユーレイルグローバルパスはEurail.comや日本の代理店でも購入できます。現地の主要駅でも買えるという情報もありますので確認してみるとよさそうです。筆者は現地で手に入らないリスクも考えて日本の代理店に注文しました。郵送で4日くらいで届くそうです。

シベリア鉄道内での食事とシャワー

シベリア鉄道には食堂車がついています。他の方の情報によれば一食3000円くらいかかるとのことなので、利用はしない予定ですが、K3の場合、食堂車が中国モンゴルロシアと国によって変わったりと面白そうではあるので、気が向いたら使ってみるかもしれません。最初の一食はクーポンがついてくるそうです。

シベリア鉄道にはサモワールと呼ばれる給湯器が備えられていて、お湯は使い放題です。なのでインスタントラーメンや春雨やスープなどお湯だけで作れる食材を日本から持って行く事にしました。ピロシキなどのパンや果物は駅の停車時に現地調達できるみたいです。また、中国国境付近、二連停車時の長時間停車(中国、モンゴル間は軌道幅が異なるため台車の交換)時にスーパーに行けるとの情報もありました。余った人民元で食料を買う事にします。

旅のスタイルは様々なので、もしシベリア鉄道がメインの目的であるならこの様にケチらずに食堂車の料理を楽しむとよいと思います。

ちなみに「西の果てまで、シベリア鉄道で」では最初の食堂車の食事がハズレでずっとラーメンを食べてやがてお金と食料がつきるというエピソードがあります。(この本は旅の本としては批判がありますが、話としては面白いです)

お風呂やシャワーはもちろん無く、6日間耐えなければいけません。これはアドバイスをもらい、アルコールスプレーとベビーパウダーとタオルを持って行きます。アルコールスプレーは上のインスタントラーメンの食器を洗ったりするのにも使うので重宝しそうです。日本からの機内持ち込みは出来ないので、ダンボールを2重にして上記の食料と一緒に預けて輸送します。

モスクワから先の予定

2週間程かけてモスクワから先の予定をたててみました。特に影響を受けたのはサイト「Go!Go!キョロちゃん Go!Go!Kyoro-Chan」です。非常にパワフルに世界をまわられている方で写真にはすべてキョロちゃんが写っているのが面白いです。文章も面白く熱中して読み込んでしまいました。旅行記はウラジオストクからリスボンまでなのですが、大部分は重なるので大変参考になりました。日程は僕の方がタイトなのでシュリンクした形になります。

出発地 到着地 手段 宿泊
0日目 北京 モスクワ モンゴル鉄道 車中泊
5日目 モスクワ ヘルシンキ トルストイ 車中泊
6日目 ヘルシンキ ストックホルム シリアライン 車中泊
7日目 ストックホルム ベルゲン X2000(Oslo)/ベルゲン急行 車中泊
8日目 ベルゲン フロム ベルゲン急行(Voss)/バス(Gudvangen)/フェリー ホステル
9日目 フロム ヨーテボリ フロム鉄道(Myrdal)/ベルゲン急行(Oslo)/RE ホステル
10日目 ヨーテボリ ウィーン RE(Kobenhavn))/ICE渡り鳥ライン(Hambrug)/CNL 車中泊
11日目 ウィーン ブダペスト RJ(Praha)/EuroNight 車中泊
12日目 ブダペスト ヴェネツィア EuroCity(Wien)/EuroNight 車中泊
13日目 ヴェネツィア ティラノ RE(Milano)/Trenord ホステル
14日目 ティラノ グリンデルワルド RE(StMoriz)/RE(Chur)/RE(Thalwil)/RE(Luzern/ゴールデンパス(Luzern-Iterlaken)ユングフラウ鉄道 ホステル
15日目 グリンデルワルド グリンデルワルド 移動無し ホステル
16日目 グリンデルワルド ツェルマット ユングフラウ鉄道(Interlaken)/ゴールデンパス(Spiez)/BLS(Brig)/氷河鉄道 ホステル
17日目 ツェルマット ニース ゴルナーグラート鉄道(Gornergrat往復)/氷河鉄道(Brig)/IC(Basel)/ローカル(Mulhouse)/NightTrain 車中泊
18日目 ニース モンペリエ バス(eze往復)/IC ホステル
19日目 モンペリエ バルセロナ TGV(Valence)/AVE ホステル
20日目 バルセロナ ホステル
21日目 バルセロナ タンジェ AVE(Antequera)/TRN/フェリー ホテル
22日目 タンジェ 日本 特急(カサブランカ)/飛行機 -

全体的にほとんど街歩きせずに移動してばかりですが、今回は「点の旅」ではなく「線の旅」がコンセプトなのでよしとします。ユーレイルパスは15日中15日を予定に入れています。予備日なしです。乗り遅れや予定変更は随時対応です。

ガイドブック類

持って行くガイドブックは図書館で様々な種類の本を借りてきて参考になりそうなものだけをアマゾンで注文しました。ほとんど移動なのでガイドブックは無くてもいいのですが、移動中でもその窓の外の土地について前知識があるのとないのとでは感動に雲泥の違いがあるはずです。

今回持って行く事にしたのは以下の本です。

定番の地球の歩き方です。ロンリープラネット派の方も多いと思いますが、僕の言語能力程度ではこちらが無難です。ヨーロッパと北欧はダイジェスト版で今回のような周遊にはちょうど良さそうです。

「ヨーロッパ鉄道の旅」は地球の歩き方と同じ出版社のものです。鉄道の写真や情報にフォーカスしているので、駅のホームやすれ違いで列車を見て楽しめそうです。「スイス山岳列車の旅」は今回時間を多く配分したスイスの路線を網羅したガイドです。右と左どちらに座るかや見所などポイントを押さえられそうです。

ロシア語の指差し本です。パズルの様に絵を組み合わせてコミュニケーションできます。シベリア鉄道で役立つといいかなと思って用意しました。(北京発なので中国語のほうがよかったかもしれません)

さて、ここまで用意して積み上げると・・・・・・重い!(,,#゚Д゚)

それもそのはず、地球の歩き方ヨーロッパだけで800ページ以上もあるのです。百科事典を背負って旅行に出るようなものです。

そこで、これらを全部裁断してスキャンスナップでスキャンしてpdf化、iPadに入れて行く事にしました。

なんと数キログラムのガイドブックが数百グラムまで軽くなりました!

裁断はカール金属のディスクカッターを使っています。場所をとらないのにきれいに切れるのでオススメです。

とはいえ充電の確保も見通しがついていないので、裁断した本の明らかに必要じゃなさそうな部分(準備情報や行かない国など)は省いて、残りをクリップでとめて持って行く事にします。

通過した国のガイドブック(の切れ端)はロケットの様に順次捨てて行けば、だんだん軽くなるのです!。ほとんど電車に乗っているので時間はたっぷりありますのでゆっくり前知識をつけながら行きましょう。

SIM

通信用のSIMはMightySIMを購入しました。ホステルなんかだとWiFiは使えるみたいなのですが、最悪外で道に迷った時の命綱です。

MightySIMはチャージ式で、ヨーロッパだけでなくロシアや中国もカバーしているので今回の経路には心強いです。レンタルWiFiも検討してみたのですが価格が安いヨーロッパだけのものでも、移動日や使わない日数の課金を考えたら従量制の方に分がありそうです。ルータは売り切り製なので無くした場合でもダメージは少ないのも安心感があります。あと、シムフリーなので現地でSIMを買えればそちらに切り替えるという手も使えます。

情報端末類と持ち物

ロシアビザもロシアビザセンターから無事届きました。約2週間強。特に遅れる事なくスケジュール通りです。これで前半のチケット類は揃いました。あとは現地調達です。

ガイドブックはiPadに入れていくと前述しましたが、他にも便利そうなアプリを予めインストールしておきます。SIMは持って行きますが料金が高いのであくまで非常用とし、基本はオフラインで使えるアプリを探しました。

予約系もアプリで入れておきます。Webよりも通信量が節約できるはずです。

iPadが盗まれたりした時の補助としてiPhoneにも同じアプリを入れておきました。絶対なくしちゃいけない書類(Eチケット類)は印刷して持って行きます。

ホステルや車中泊が中心になり、いつ充電できるかわからないので22400mAh大容量バッテリも用意しました。

フラッシュライトもついているので懐中電灯を持って行く分も稼げます。実験した所、iPadMiniで4回は満充電できました。角がとれたデザインで鞄にも入りやすく、充電も挿すだけなので簡単です。調べた所、機内持ち込み手荷物でも大丈夫な容量(82.8Wh)でした。(リチウムバッテリなので預けるのはNGです)

カメラは一眼レフを持って行くか、iPadで済ますか悩みましたが、USB充電可能なコンパクトカメラを一台持って行く事で結論になりました。重さが軽いのはもちろんですが、人ごみでiPadを出して盗難されたときのダメージを考えたら、コンパクトカメラを用意しておくのが一番です。

電子機器をUSBで統一したことでコンセントタップも1つに押さえられました。アダプタはCだけを持って行きます。延長ケーブルの先にUSB充電器を分岐させることで、鞄に入れたまま複数一気に充電することもできます。

鞄はバックパックを選びました。キャスター付のケースと迷いましたが、ヨーロッパの鉄道は乗り降りが急なのでかつげたほうがよいのと、電車の中での扱い安さが高いからです。背負えるキャスター付のスイッチバックもありますが、バックパックなら丸めてロッカーに収納できたりと柔軟性があります。

スイスの高所に備えてユニクロのウルトラライトダウンと、寝る場所が汚い場合に備えて寝袋も持って行きます。ホステルの場合はシーツレンタル有料なので、可能な場合は寝袋を使います(禁止の所もあります)。どちらも軽く小さくなるのでそれほど重量増加にはなりませんでした。

現金は最小限サブバックにいれておきます。貴重品入れにはクレジットカードとパスポート。最悪これだけ残っていれば日本には帰れるでしょう。

準備は完了です。来週北京から出発です!

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