オーストリッチL-100輪行バッグの使い方と収納方法/取扱説明書マニュアル
この記事ではロードバイク輪行のススメと、それに適したおすすめ輪行袋であるオーストリッチL-100と必要な付属品、そしてオーストリッチL-100の取説をなくした人の為に写真付きの使い方取扱説明書マニュアルを掲載します。
輪行は折りたたみ自転車よりロードバイクがいい
輪行とは自転車を袋に入れて電車に乗ることを言います。目的地まで自転車に乗り帰りは電車で楽に帰ってきたり、遠方を走るのにスタート地点までは輪行、そこから自転車で走り出すなど、自転車の楽しみが広がります。
輸送性に優れた自転車というと折りたたみ自転車が思い浮かべられますが、実は輪行にはロードバイクの方が適している面もあります。それは「軽さ」です。輪行は自転車を肩に引っ掛けて、時には大きな駅の中を歩く必要があります。
折りたたみ自転車とロードバイクを比較するとどうしても折りたたみ機構の分、同じ価格帯ではどうしても折りたたみ自転車の方が重くなってしまいがちです。
輪行の準備は折りたたみ自転車は1分もかからないというメリットがありますが、それ以上に歩くのは大変だったりします。
ロードバイクであれば比較的軽いのでその苦労は少ないのです。準備も時間がかかるイメージですが、慣れれば5分もかかりません。たった4分程度の違いで快適さが得られるのですから、輪行にはロードバイクがおすすめです。
おすすめのセット
ロードバイクを輪行させるのにはなにが必要なのでしょう。もちろん輪行バックは必須なのですが、それ以外にも揃える必要があるものがあります。
輪行バック
輪行バックは小さいほうがよいです。耐久性はやや劣りますが、専用に作ってあるので気をつければ破れることがまずありません。オーストリッチL-100は群を抜いて小さいのが特徴。ボトルホルダーにしっかり入るので持ち運びにも困りません。
エンド金具
エンド金具とはタイヤを外したフレームに力がかかって歪んだり傷がついたりするのを防ぐものです。たいていの商品は中心にクイックレバーがついてきますが、実際は自転車についているものを使うので不要です。マルトの商品は最初から付いておらずその分価格も安いのでおすすめです。
カバー類
スプロケットとチェーンは油でベタベタです。輪行袋の中はもちろんのこと、作業中にも手が汚れると洗うのが大変です。カバー類は是非用意しましょう。
オーストリッチOSTRICH L-100輪行準備方法(使い方マニュアル)
自転車を逆さにしてホイールを外します。気になる場合はシフターの下にタオルをひいて傷を防ぎましょう。
外したホイールの代わりにエンド金具をとりつけます。マルトのエンド金具はコンパクトで表面も金属でないので輪行袋に包んで持ち歩けます。
邪魔な軸もぴったり収納できて便利です。
ホイールから外したクイックレバーをゆるくセットします。
リアホイールの代わりに取り付け。方向は後ろ側が下になるのでそちらに向けます。
フロントエンド金具は単なるパイプだったりします。
しかも付属レバーは持ち歩く必要ありません。ホームセンターでパイプを買ってきてもいい位の物です。両端にはワッシャーがついています。
こちらもホイールの代わりにとりつけ。
チェーンカバーも小さく丸めて輪行袋に一緒に入れておけます。
マジックテープがついているので簡単にチェーンを覆えます。
スプロケカバーはサイズがあるので自分のスプロケにあったものを選びましょう。大は小を兼ねるのでやや大きめでも大丈夫です。このスプロケカバーはやや大きめでローギアの丁数が多くても対応できます。
スプロケにもかなりの油が付着しているのでカバーがあると作業もはかどります。
オーストリッチL-100はボトルサイズ。それでも上記の用品を一緒に入れられる余裕もあります。(エンド金具付属のクイックレバーは持ち歩きません)
フレームを挟むようにタイヤを3点でくくりつけます。タイヤが地面についていることを確認してください。そちらのほうが安定します。
クランク付近のフレームに肩掛けベルトの片方を結びます。ズレないように持ち歩く時の自転車の向きを意識すると良いでしょう。
輪行袋L-100の中にはサドルとエンドを置くための目印がプリントされています。
マークに合わせ自転車を置きます。よく上からかぶせるタイプの輪行袋もありますが、この作業自体はほとんど手間がかからないのでしたからしっかり包むタイプのほうが安心感があります。
肩掛けベルト用の穴があるのでそこから取り出します。ベルトはギリギリのサイズなので長めにしておいてください。
袋を下から包み込むようにします。
最後に肩掛けベルトの片方をハンドル下のフレームに結びます。この時も持ち歩き向きを意識してください。
最後に口を絞って完成です。金具がついているので縛る必要はありません。
ここまで5分程度。慣れればもっと早く完成すると思います。L-100はとてもコンパクトですが、表面はしっかりしているので安心です。